CxO・経営人材をお探しの方(エグゼクティブサーチご紹介) 採用企業の方(お問い合わせフォーム) (無料)転職希望・キャリア相談の方【1分】

JP

/ EN

hamburger-icon
閉じる
menu-icon
MENU

未経験でPEファンドへ転職できる?必要なスキルと資格、年収相場

グローバル化やデジタル化、コロナ禍による事業環境の変化などを背景として、戦略の見直しに伴う子会社の売却や事業再生を検討する企業が増加しています。経営者の高齢化が進む中、事業承継を喫緊の課題とする企業も少なくありません。 そこで注目されているのが、株式投資によって企業の価値を上げ、経営の改善や再興を実現するPE(プライベートエクイティ)ファンドです。 PEファンドへの転職は、金融業界の転職の中でも人気のあるキャリアのひとつです。PEファンドとは何か、PEファンド業界での仕事内容、PEファンド業界で求められるスキル、求められる人物像や有利になる資格等、PEファンドへの転職に関連する情報を徹底解説いたします。   <目次> 1.PEファンドとは? 2.投資ファンドの主な種類 3.PEファンド業界における主な仕事内容 4.未経験者もPEファンド業界への転職は可能? 5.PEファンド業界で求められる主なスキル 6.PEファンド業界で求められる人の主なタイプ 7.PEファンド業界への転職で有利になる資格 8.PEファンドの年収の目安7.PEファンド業界への転職で有利になる資格 8.PEファンドの年収の目安 9.PEファンドで働く主なやりがい 10.PEファンド業界への転職は、プロのサポートが有効

1.PEファンドとは?

PEファンドという名前は知っていても、「何をしている業界なのかがはっきりわからない」という方は多いかもしれません。 そもそもPEとは、非上場企業の株式のことです。上場企業の株式は、証券取引所で公開されて売買されますが、非上場企業の株式は「未公開株」のため、証券取引所で売買することができません。未公開株は、創業者やその親族、取引先など、株を保有する当事者の合意によって売買されます。 PEファンドは、こうした非上場企業に投資する投資会社や機関投資家の総称であり、投資ファンドの一種です。 また、さまざまなファンドの中でも、PEファンドとよく比較をされるのが「ヘッジファンド」です。 ヘッジファンドとは、上場株式、債券、為替等の金融商品に幅広く投資をし、デリバティブ取引や空売りなどのさまざまな投資方法を駆使して運用し、市場の下落のリスクを『ヘッジ(回避)』して絶対的な収益を狙います。 一方、PEファンドは非上場企業の株式に投資をし、ファンド存続機関中に、投資対象を上場させる、または第三者に売却する等のエグジットを通して投資資金の回収を図ります。 ヘッジファンドとPEファンドにはこのような違いがあります。  

2.投資ファンドの主な種類

投資ファンドのビジネスモデルは、資産運用したい投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、得た収益を投資家に分配するというものです。投資ファンドは、投資をする対象や投資の仕方によって、さまざまな種類があります。 ここでは、その中から一例を挙げてみましょう。  

不動産投資ファンド

不動産投資ファンドとは、投資家から集めた資金と金融機関からの借入をもとに不動産を購入し、賃貸収入や売却益を投資家に還元するファンドのこと。  

VC(ベンチャーキャピタル)ファンド

スタートアップやアーリーステージのベンチャー企業や事業が投資対象となるのが、ベンチャーキャピタル。事業の安定性が低く売上が安定していないなどのリスクがある反面、IPOやM&Aによるバイアウトが実現すると多額のキャピタルゲインが得られるため、ハイリスクハイリターンの投資です。  

バイアウトファンド

バイアウトファンドとは、投資家から集めた資金で、主に成熟期以降の会社に投資し、経営に関与して企業価値を高めた上で、株式を売却することで利益を得るファンドです。株式を売却する方法には、転売や上場、再上場などがあります。  

再生ファンド

経営不振に苦しむ企業や、経営が破綻した企業の株式を安く買い取り、再生させた後に売却するのが再生ファンドです。時間はかかりますが、収益率は高めです。  

PEファンド

PEファンドは、こうした投資ファンドのうち、投資家から集めた資金をもとに非上場企業の100%に近い株式を取得して、企業価値を高める経営を行い、M&AやIPOによる収益獲得を目指します。  

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

3.PEファンド業界における主な仕事内容

PEファンド業界への就業・転職を希望する場合、具体的にどのような職種があるのでしょうか。資金調達をしてから収益を得るまでのプロセスに沿って、「投資案件のソーシング」「投資のアレンジ・実行」「経営戦略の策定・実行支援」「モニタリング」「M&A支援」「Exit」の6つの仕事をご紹介します。  

①投資案件のソーシング(案件探し・検討・交渉)

ファンドごとに異なる投資方針にもとづいて投資対象となる案件を探すことは、PEファンドの仕事です。 公開されている情報をもとに能力を見極めて投資提案をするほか、投資銀行や証券会社、M&A仲介会社からの紹介などによって投資先をスクリーニングすることもあります。提案後、すぐに投資の実行に至ることは少なく、検討や交渉に年単位の時間がかかることもあります。  

②投資のアレンジ・実行

投資スキームや資金調達方法のアレンジを決定し、投資を実行(エクゼキューション)するのも、PEファンドの仕事です。投資先企業の価値やリスクを調査するDD(デューデリジェンス)と呼ばれるプロセスなどは、外部の証券会社などに任せる場合もあります。  

③経営戦略の策定・実行支援(バリューアップ)

PEファンドは、投資が実行された後の運用であるバリューアップも行います。投資している期間内に高い利益を出すため、短期的に企業価値を上げる施策を実行します。 ・業務オペレーションの改善や製品ラインナップの見直しなどによる業務効率化、コストカット ・社内組織の活性化や新規事業立ち上げ、人材採用などによる成長支援 ・製品単価のアップや新規商品開発などによる売上拡大  

④モニタリング

営業活動や売上の状況、資金の動きなどをモニタリングするのもPEファンドの仕事です。予算策定や監査などに関与することもあります。  

⑤M&A支援

投資先企業の企業価値が十分に高まったところでM&Aを支援するのも、PEファンドの仕事です。価値向上につながる企業の買収や利益の出ていない不採算事業の売却、資本提携などが考えられます。  

⑥Exit

Exit(イグジット/エグジット)とは、投資先企業の株式を売却したりIPOをしたりして、投資資金を回収することです。PEファンドのExitは、以前はIPOが主流でした。 現在では、回収までの期間の短さなどから、M&Aが多くを占めています。  

4.未経験者もPEファンド業界への転職は可能?

PEファンドの中途採用人数は、ほかの業界に比べて非常に少なくなっています。加えて、資料を分析して投資可否を判断できる能力や、投資企業に常駐してともに事業を推進する力などが必要とあって、未経験者には狭き門といえるでしょう。 しかし、数こそ少ないものの、他社の考え方や手法に染まっていない20代の若手であれば、一から育てる方針のPEファンドも存在します。経験者採用によって全体的な年齢層が上がり、バランスが悪くなったときなどにこうした採用をすることが多いため、長期的な視点でチャンスを待つことが大切です。 タイミングを逃さず採用情報を仕入れるには、企業と太いパイプを持つ人材紹介会社を利用するのもひとつの手です。  

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

5.PEファンド業界で求められる主なスキル

PEファンド業界で働くにあたっては、どのようなスキルが求められるのでしょうか。 ここでは、PEファンド業界で必要とされるスキルを3つご紹介します。

①M&Aにおける財務モデリング能力

PEファンドが投資の可否を検討する際には、財務および事業のシミュレーション資料を作成して検討します。特に、若手の入社直後は、こうした分析資料の作成を依頼されることが多いため、数値処理やシミュレーションをスピーディーに行う財務モデリング能力は必須だといっていいでしょう。投資銀行やFAS(監査法人)でM&Aに関わってきた方、DD(デューデリジェンス)経験がある方などは、事業や資産のパフォーマンスを予測する力が高い傾向があります。  

②事業分析能力

対象会社が行う事業の価値や優位性について、市場環境や競合の状況と照らし合わせて判断する能力です。財務モデリング能力と事業分析能力のどちらも持っていると有利ですが、どちらかでも構いません。 戦略コンサルタントや経営企画の経験がある方などは、事業分析能力に優れていることが多いです。  

③事業推進力

PEファンドの特徴は、投資先に常駐するなどして共に事業に取り組み、Win‐Winの関係を築きながら事業を伸ばしていくところにあります。手を動かしてオペレーションをするのが得意なコンサルタント経験者などは、こうした能力に長けています。  

6.PEファンド業界で求められる人の主なタイプ

スキルや能力以外に、人となりの面では、どのようなタイプがPE業界において評価されるのでしょうか。 ここでは、PEファンド業界で求められる人のタイプを3つご紹介します。

①人間的魅力がある

PEファンドは、1つの企業への投資期間が長いため、必然的にチームとも投資先とも長期的に関わることになります。そのため、単に「仕事ができる」だけでなく、「信頼できる」「いっしょに働いていて楽しい」といった人としての魅力が不可欠です。 顧客である投資先に満足してもらうための冷静で合理的な判断力と、投資先企業で働く人の気持ちをくんで行動できる人間力がある人なら、PEファンドで活躍することができるでしょう。  

②投資と事業のどちらにも興味がある

PEファンドは、業務の特性上、投資にも事業にも深く関わります。興味関心の対象が偏らず、両方を追求したい方は評価されやすいでしょう。  

③長く働く意欲がある

PEファンドの仕事は、1つの案件が長期化する傾向があります。責任を持って案件を完遂するには、長期的な就業が大前提です。計画どおりにいかないことや、予定外のことも多く起こるため、どんなときも仕事を投げ出さず、ゴールに向かって着実に仕事をこなせるタイプの人が好まれます。  

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

7.PEファンド業界への転職で有利になる資格

PEファンド業界への転職を目指す方の中には、少しでも書類選考や面接で有利な評価をしてもらえるよう、何らかの資格取得を検討する人も多いでしょう。しかし、PEファンドへの転職において、評価に直結する資格はないのが現状です。 ただし、経歴面で差がつきにくい人材が並んだ場合、「会計士」の資格はプラスになる場合が多いでしょう。会計士の資格はなくても、会計関連の知識があることは良いアピール材料になります。 簿記1級などの資格についても、忘れずに伝えることをおすすめします。  

8.PEファンドの年収の目安

PEファンドの年収水準は一般的に非常に高いと言われていますが、PEファンドの年収の仕組みと年収相場について、ご紹介します。  

PEファンドの年収の仕組み

PEファンドでは、一般的に職階が上がるごとに年収が上がっていく仕組みをとっている企業がほとんどです。アソシエイト、ヴァイスプレジデント、ディレクター、マネージングディレクター/パートナーと、職階の名前は各社で一部異なりますが、基本的に階層が上がることで年収が上がっていきます。 また報酬体系はベース給与+ボーナスにキャリーが加算される仕組みであることが多くなっています。キャリーとは、ファンドが投資から得た利益の中から得るボーナスのことですが、企業によってはアソシエイトにはキャリーが追加されないケースもあります。 また日系ファンドよりも外資系ファンドの方が年収水準が高い傾向にあります。  

PEファンドの年収相場

PEファンドの年収相場は、日系ファンドと外資系ファンドにより異なります。  

日系PEファンドの場合:

アソシエイトで1000〜1500万円、ヴァイスプレジデントで1500〜2000万円、ディレクターで2000〜2700万円、マネージングディレクターで3000万円以上というのが、日系PEファンドの年収水準です。  

外資系PEファンドの場合:

アソシエイトで1500〜2500万円、ヴァイスプレジデントで2500〜4000万円、ディレクターで4000〜7000万円、マネージングディレクターで7000万円以上というのが、外資系PEファンドの年収水準です。 日系PEファンドと外資系PEファンドの年収水準の差は縮まってきていると言われていますが、現在は外資系PEファンドの方が給与水準が高い傾向にあります。日系PEファンドよりも外資系PEファンドの案件規模が大きいこと、またMBAホルダーが多いことも、外資系PEファンドが年収水準を押し上げている背景になっていると言えるでしょう。  

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

9.PEファンドで働く主なやりがい

PEファンドで働くやりがいはどんなところにあるのでしょうか。  

投資に成功すれば高額な成功報酬が得られる

一般的にPEファンドの年収水準は非常に高く、固定給部分も金融業界の中で非常に高めであり、国内の大手企業と比較をしても高くなっています。また担当する案件の投資が成功した場合、キャリーで高額な報酬を得ることができます。 一方で投資に失敗した場合、キャリーはゼロになる可能性もあります。  

経営に深く関わることができ、経営のスキルを身に付けられる

PEファンドの仕事は、投資を通じて投資先企業の経営状況を改善させ、株式上場や第三者への売却といったエグジットを目指します。中長期的なコミットメントが求められますが、投資先企業の経営に深く関わる中で、経営者としての視座や経営に関わるさまざまなスキルを身につけることができます。  

レベルの高いプロフェッショナルたちと仕事ができる

PEファンドの仕事を通じて関わるのは、投資先企業の経営陣、株式上場やM&Aでのエグゼキューションプロセス等を通じて関わる金融業界のプロフェッショナルが中心です。非常にレベルの高いスキルや人間力をもったプロフェッショナルと仕事ができるという醍醐味があります。  

10.PEファンド業界への転職は、プロのサポートが有効

PEファンド業界への転職は、そもそも募集の母数が少なく、競争率が非常に高くなっています。「どうしても働きたい」という方は、企業と深いつながりがあり、求人が出た際にタイミングを逃さず情報をキャッチアップできる人材紹介会社を利用するといいでしょう。 タイグロンパートナーズでは、プロフェッショナル人材に特化したトップレベルの人材紹介サービスを行っています。 PEファンド業界への転職を検討している方や、優秀な人材を採用したい企業担当者の方は、ぜひタイグロンパートナーズへお問い合わせください。  

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

 

この記事の監修

信藤 啓吾

Shindo Keigo


【担当職域】 ・投資銀行 ・PEファンド ・不動産 ・VC ・事業会社 【経歴】 麗澤大学外国語学部卒業、Salem State Universityカウンセリング心理学修士。外資系大手人材サーチファームであるロバートウォルターズで金融マーケット専門のリクルーティングに従事後、2007年、当社の前身である英国アカマイフィナンシャルマーケッツ日本支社の立ち上げに参画。以来、投資銀行、不動産ファンド、PEファンド、そして、一般事業会社のM&A・戦略企画部門、ファンド投資先CFO、コンサルティング会社ファイナンシャルアドバイザリー等のポジションへの転職を数多く支援。産業カウンセラー。英語堪能。 【自己紹介】 これまで一貫して金融業界への転職をご支援しています。その間に蓄積されたクライアント企業様に関する情報と人脈で、候補者様の面接準備から入社前交渉までサポート。特に外資系投資銀行、不動産ファンドとの繋がりは深く、Managing Director・部門長クラスとのリレーションを活用したご紹介が可能です。若手から中堅、シニア層まで、全て年代の候補者様をご支援しています。 一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメード型コンサルティングを心掛けておりますので、今すぐ転職したい方はもちろん、中長期的なキャリアを見据えて情報収集したい方や「すぐの転職は考えていないけれど一度相談してみたい」という方も大歓迎です。
Case

転職成功事例