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ERPコンサルタントとは?仕事内容や必要スキルなどを解説

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2026.02.17

    職種解説

グローバル化による業務の複雑化、少子高齢化に伴う人材不足などを受けて、業務の効率化を喫緊の課題とする企業が増えています。ERPは、こうした時代の流れを受けて台頭してきた業務用ソリューションで、企業規模にかかわらず多くの企業にとって欠かせないシステムになりつつあります。

この記事では、ERPの活用を通じて企業の経営課題を解決し、企業の業務改革を推進するERPコンサルタントの具体的な仕事内容、必要なスキルやキャリアパス、ERPコンサルタントへの転職を有利にする資格などを解説します。

ERPとは経営資源を一元管理して全体最適化する経営手法

ERP(Enterprise Resource Planning)とは日本語で「企業資源計画」と呼ばれ、企業の経営資源であるヒト・モノ・カネの情報を一元化し、無駄なく活用するために全体最適化する経営手法やそのシステムを表す言葉です。

経営資源は、自社の競争力や経営力を向上させ、企業価値を高めて経営を支える無形資産です。これまで、経営資源の管理は、人事部門や会計部門、営業部門といったそれぞれの部門に導入したシステムでばらばらに行われていることがほとんどでした。そのため、それぞれの情報を複合的に利用することができず、情報の価値が十分に発揮されていなかったのです。

ERPは、そのような社内の情報共有に課題を持つ企業の基幹業務を全般的にカバーし、各業務の情報を一元管理するシステムです。ERPによって、社内に散在している情報を一元化し、統合的かつ横断的に利用することができます。

これまでのERPは自社で調達や運用を行うオンプレミス型が多く、初期コストがかかることから大企業を中心に導入されてきました。しかし、近年ではクラウド型が台頭し始め、中小企業でも導入が進んでいます。

ERPコンサルタントとは、ERPによって顧客の課題を解決する仕事

ERPコンサルタントは、クライアントが抱える経営課題や業務のボトルネックを把握・分析し、ERPの手法を用いて解決する仕事です。

単なるシステムの導入支援にとどまらず、ERPによって効率化したい業務、解決したい経営課題などの目的と期待する効果を整理し、現状分析にもとづいた最適な導入計画を策定するプロセスから関わるのが特徴です。パッケージシステムに関する技術的な知見はもちろん、業界の状況を踏まえて経営課題を抽出する力が求められるため、非常に専門性の高い仕事といえます。

関連記事:ITコンサルとは?種類別の仕事内容と仕事のやりがい、代表的な企業

ERPコンサルタントの仕事内容

前述したとおり、ERPコンサルタントの仕事は、ERP導入プロジェクトの全プロセスに及びます。具体的な仕事内容を順番に見ていきましょう。

1 クライアントの課題や希望をヒアリングする

解決すべき経営課題を明確にすることは、ERPコンサルタントの仕事のひとつです。企業にとって、ERP導入は業務効率化や経営課題解決のための手段にすぎません。ERPを導入することが目的にならないよう、まずはクライアントに丁寧なヒアリングを行った上で、各部門の業務内容とボトルネックを洗い出し、ERPによって改善できるプロセスを検討していきます。

続いて、この時点で表面化した課題を解決するために必要なシステムの要件を定義し、期待される効果とともにクライアントに提案します。

2 ERPを導入する

提案した内容にクライアントのニーズを反映させ、システムの設計・開発を行うこともERPコンサルタントの仕事です。また、設計・開発の中での開発チームとのコミュニケーションや、ERP導入までのプロジェクト全体のマネジメントなども行います。

3 ERP導入後のサポートをする

ERP導入後のサポートも、ERPコンサルタントの仕事です。システムは、導入して終わりではありません。むしろ、当初の想定に沿ってきちんと現場で活用されること、またそれによって導入目的を実現することが重要です。

システムに何らかの問題が生じた場合や、アップデートが必要な場合もERPコンサルタントがサポートします。

ERPコンサルタントに必要なスキル

ERPコンサルタントとして活躍するには、どのような能力とスキルが必要なのでしょうか。ここでは、ERPコンサルタントとして活躍するために必要な5つのスキルについて説明します。

業界・業務に対する知識

適切なERPを導入するには、クライアント企業が属する業界と、業務に関する知識が必須です。クライアント企業と同じ業界で働いた経験や、効率化の対象となる業務の経験があれば、確実に活かすことができるでしょう。

実体験を伴わない業界・業務については、普段から広くリサーチし、特徴や課題を知る努力をする必要があります。クライアント企業、およびクライアント企業を取り巻く環境を深く知ることは、折衝や打ち合わせの際のコミュニケーションの円滑化につながり、信頼関係の構築にも役立ちます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、ERPコンサルタントにとって必要不可欠なスキルです。ERP導入にあたって、ERPコンサルタントはクライアントと何度も折衝を重ねます。時にはクライアント自身が気づいていない経営課題にもタッチできるよう、クライアントに深く入り込んで思いやニーズを引き出さなくてはなりません。そのため、相手の気持ちをくみ、本音でコミュニケーションできる能力が求められます。

プレゼンテーション能力

案件受注に向けてコンペに参加したり、クライアントに設計案を提示したりする際には、相手が求める情報を的確に伝えて心を動かすプレゼンテーション能力があると有利です。

できるだけ人前で話す機会をつくり、軸をぶらさず魅力的に話すトレーニングをしておくと良いでしょう。

論理的思考力、問題解決能力

ERPコンサルタントの仕事において、現状の業務プロセスから課題を抽出し、あるべき姿を描き出す論理的思考力と、その姿を実現するための問題解決能力は不可欠です。

論理的思考力と問題解決能力があれば、クライアント自身も気づいていない課題を顕在化でき、クライアントから高い評価を得ることができるでしょう。

ERPパッケージに対する幅広い知識

ここまで紹介してきたとおり、ERPコンサルタントに求められるスキルの多くはヒューマンスキルです。親身になってクライアントの経営課題にコミットできるかどうかが、ERPコンサルタントとして活躍するための重要な要素だといえるでしょう。

しかし、解決策として提示するERPパッケージについての正しい知識がなければ、どんなに良い提案をしても成果を出すことができません。

ERPパッケージには、SAP ERP、Oracle EBS、Microsoft Dynamicsをはじめとしたさまざまな種類があります。クライアントの課題に即した提案ができるよう、それぞれの特徴と活かせるシーンを十分に把握しておくことが大切です。

ERPコンサルタントへの転職を有利にする資格

ERPコンサルタントになるために、必須の資格はありません。

しかし、以下に挙げる2つの資格は、ERPコンサルタントとしての力を客観的に証明するものであり、取得しておくことで専門性をアピールすることができます。現職からERPコンサルタントへのキャリアチェンジを考えている方は、資格の取得を検討してみると良いでしょう。

転職までに資格を取得できなかったとしても、勉強する過程でERPの基礎知識を身につけることができます。

SAP認定コンサルタント

ドイツのソフトウェアメーカーであるSAP社は、ERPパッケージにおいて世界で最も高いシェアを誇っています。日本企業からの信頼も非常に厚く、今後もSAP社の製品を導入する企業は増え続けることが予想されます。

SAP認定コンサルタントは、SAPシステムに関する知識と技術が十分あると認められた場合に取得できるSAP社の認定資格です。SAP社のERPパッケージ導入プロジェクトにおいて、SAP認定コンサルタントの資格は非常に有用で、クライアントの安心感にもつながるでしょう。

ERPパッケージのクラウド化によって中小企業もERP導入を検討しやすくなった今、オンプレミス型とクラウド型の両方に対応できるSAP社の製品であるSAP S/4HANAの知見があると、より活躍の幅が広がります。

ORACLE MASTER

ERP市場において、SAP社に次ぐシェアを誇るのがOracle社の製品です。ORACLE MASTERはOracle社の認定資格で、Oracle社が開発・販売している関係データベース管理システムである「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を証明するものです。ORACLE MASTERを取得しているERPコンサルタントは、SAP認定コンサルタントと同様、Oracle社のERPシステムを導入する企業から高い信頼を得ることができるでしょう。

こうした資格があると根拠のある提案ができるため、複数のソリューションを比較検討しているクライアントに対して、製品選定の段階から支援することもあります。

ERPコンサルタントのキャリアパス

ERPコンサルタントのキャリアパスは、その方の希望によってさまざまなパターンが考えられます。ここでは、代表的なキャリアパスを2つご紹介します。

ERPパッケージや開発技術に精通したERPコンサルタントになるパターン

SAP社やOracle社などのいずれかの製品に特化して経験を積んできた場合、次のステップとしてERPパッケージや開発技術に精通したERPコンサルタントを目指すというキャリアパスが一般的です。精通したための手段としては、社内で昇格を目指したり、ほかのコンサルティングファームでステップアップしたりするといった方法があります。

ERPシステムはクラウド化が進んでいるため、クラウド関連の知識を習得しておくと、キャリアの幅が広がります。

マネジメントに特化した人材になるパターン

ERPコンサルタントとしての経験は、ERPコンサルタント以外の仕事にも活かすことが可能です。近年では、ERP導入プロジェクトを多数けん引した経験を活かして、PMOに属するなどマネジメント能力を武器にしたキャリアパスを描く方も増えています。

注目のERPコンサルタントに転職するなら、タイグロン パートナーズへ

ERPコンサルタントは、より効率的な経営を求める企業の増加とともに需要が高まっている職種です。ERPコンサルタントとして転職を目指すなら、企業の情報が豊富な転職エージェントを活用しましょう。

タイグロン パートナーズでは、ERPコンサルタントとして転職したい方の支援を行っています。タイグロン パートナーズは、所属のキャリアアドバイザーの大半が実務経験者であり、コンサルタントとしてキャリアを積んできたキャリアアドバイザーも多数在籍しています。そのため、表面的に企業を紹介するだけではなく、候補者自身の中長期的なキャリア志向を紐解きながら、高い専門性を持って転職希望者の活動をサポートします。

ERPコンサルタントとしての転職を検討している方や、優秀な人材を採用したい企業担当者の方は、ぜひタイグロン パートナーズへお問い合わせください。

社風や口コミは企業理解に役立ちますが、それだけで判断するのは十分とは言えません。特に未経験からコンサルを目指す場合は、「どの職位で採用され、どんなプロジェクトに配属されるのか」を具体的にイメージする必要があります。業界を熟知したプロの視点から具体的なイメージと現実的な立ち位置を把握することが、後悔のない意思決定につながります。

タイグロンパートナーズでは、専門コンサルタントが応募先選定から選考対策・年収交渉まで伴走します。

  • 豊富な業界知見・人脈・経験
  • 実績に基づく独自の選考対策
  • 中長期視点でのアドバイス

コンサル業界への転職を検討している方は一度タイグロンパートナーズへ相談してみませんか?

監修コンサルタント


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新山 雄俊 / Niiyama Takayoshi


高専電気工学科を経て長岡技術科学大学卒業、同大学院電子機器工学専攻修了。日系・外資系のエレクトロニクスメーカー/IT関連企業で15年以上にわたりエンジニア業務に従事。装置開発からキャリアをスタートし、生産技術や品質保証を経て、システムアーキテクト、開発PM、FAEマネジャー、事業開発シニアマネジャーを務める。その後、人材業界に転じ、主にミドル・ハイクラス層向けに、製造業、IT、エネルギー、商社、金融機関、コンサルティングと幅広い業界での支援実績を積む。英語堪能。

担当職域

  • ・コンサルティングファーム
  • ・ SIer
  • ・ 製造
  • ・ エネルギー
  • ・ ポストコンサル

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当社代表取締役野尻 剛二郎

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野尻 剛二郎

慶應義塾大学卒/元モルガン・スタンレー

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