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保険会社に転職するメリットと注意点|仕事内容と向いている人の特徴

保険会社に転職したいと考えているが、何から始めたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか? 保険会社は、主に「生命保険会社」「損害保険会社」「保険代理店」があります。 2023年の転職市場の動向をみても、保険会社からの求人は多く、特にDX(digital transformation)関連の求人は活発です。 一般的に月給や賞与も高く、福利厚生もしっかりしているイメージがある保険会社ですが、 実際はどうなのかも含めて深堀し、悩みや課題を解決していきましょう。 結論を言えば、保険会社への転職は事前準備をしっかりしておけば難しくありません。 事前準備の仕方やどのような情報を集めればいいかも含めてお伝えします。  

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<目次> 1.保険会社に転職するメリットと注意点 2.保険会社の職種別の仕事内容 3.【職種別】保険会社に向いている人の主な特徴 4.保険会社に転職する前に準備すべきこと 5.保険会社への転職は、事前準備が大事  

1.保険会社に転職するメリットと注意点

保険会社に転職した場合、今の仕事と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、保険会社に転職するメリットと注意点について詳しく見ていきます。  

《保険会社に転職するメリット》

①給与水準が高い

保険会社に転職すると、収入が上がることが期待できます。保険会社では任される業務量が多く、責任を持って取り組むことが求められることと、難しい仕事の報酬として給与が高く設定されていることで、他の業界と比べても高めな傾向にあるからです。 具体的には、2023年に厚生労働省が発表したデータによると、保険金融業に携わる人の平均年収は374万円です。 数字だけ見ると決して高いとは言えませんが、保険業界は歩合制が基本なので、本人の成果次第では、入社1年目から年収1000万円を超える人も一定数います。 特に外資系企業ほど給与水準が高い傾向にあります。 キャリアパスとしてアクチュアリーなどの職種が挙げられますが、専門的な知識とスキルが求められますが、誰でもできる業務ではないため、さらに高いインセンティブ収入を得ることが可能です。 ②社会貢献度が高く、やりがいを感じやすい 保険会社への転職は、やりがいを感じやすいと言われています。保険は、人の命や生活を守る大切な役割を担っているからです。 顧客が保険に入ったり見直したりするタイミングは、転勤、結婚、出産など人生の大きな節目であることが多いと言えます。 また、病気やケガなど支援を必要とするときに役に立てることが多い業務もたくさんあります。 顧客の不安に寄り添い、生活面や収入面でのサポートを提案できるのは、他業にはない強みと言えます。 ③専門的な知識を身に付けやすい 保険会社に転職すると、自然と金融系の知識が身につきます。 保険の知識は顧客への提案やアドバイスなど保険営業の際に必要となります。そのため、仕事を通じて、保険や国の制度などについて詳しく学び、説明できるようになることが求められます。そこで得た知識は、顧客だけでなく、自分自身が火災保険や生命保険商品を購入するに際にも役立ちます。 また、ブランクがあっても専門的な知識があれば復帰しやすい業界であること、家族の保険コンサルティングとして役立てられるのも魅力です。  

《保険会社に転職する際の注意点》

保険会社と言っても、生命保険株式会社や損害保険会社など様々ですが、とにかく覚える知識や専門用語が多いのが特徴です。 例えば、保険の仕組み、保険に関する法律、支払い関係の法律など金融機関に関することは、ほぼ理解する必要があります。 また、1度勉強して終わるのではなく、法律などは改正されることがあるので常に学び続けることが必須です。 顧客からの信頼を得たり、トラブルを回避したりするために保険に関する理解を自ら深めていかなければならない環境にあります。 実力主義が徹底している 保険会社の報酬は、固定給の他に手当や業績給が充実しています。特に、営業の場合、給与がどれだけもらえるかは本人の実力次第です。保険会社は全国各地に数多く存在し、競争が激しい業界です。競争で生き残るためには、ノルマを達成して一定の売上を確保する必要があります。ノルマが達成できなければ評価もされず、給与アップやキャリアアップは難しいと言えるでしょう。成果を上げられればワークライフバランスとの両立も可能ですが、成果を上げられないとプライベートの確保が難しくなります。  

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2.保険会社の職種別の仕事内容

ここまで保険会社で働くメリットと注意点について見てきましたが、保険会社の職種は具体的にどのような業種があるのでしょうか。 保険会社の仕事は大きく「営業職」「専門職」「バックオフィス」の3つに分けられます。 それぞれの業種について詳しく見ていきましょう。  

<営業職>

保険会社の仕事と聞いて、営業職を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。保険ショップやコールセンターに在籍し、保険の営業活動を行います。顧客のライフプランを把握し、それに適した保険商品を提案、販売するのが具体的な内容です。 このほか営業アシスタント共に、営業事務も行う場合もあります。顧客も、法人の場合と個人の場合があり、それぞれ「ホールセール」「リテール」と呼ばれます。  

法人営業(ホールセール)

法人営業(ホールセール)とは、従業員を対象とする団体保険や退職年金、火災や事故による損失を補填する損害保険など、企業や各種団体の顧客に対して「法人向けの保険商品」を提案し販売することです。 大手企業中小企業など、事業の規模はもちろん、企業の方針や意向に合った退職金制度などを提案します。 個人営業(リテール) 個人営業(リテール)とは、新規顧客の開拓をすることです。 個人の顧客のライフプランやニーズに合わせて保険商品を提案・販売します。購入していただいた方には、定期的に家族構成やライフスタイル、保険に対するニーズなどを聞き取り、現状に合った保障内容の見直しや追加の案内を行うこともあります。 保険商品を契約している顧客に定期的に連絡をすることで、既存顧客と気軽に相談できる関係を作り、アフターフォローにつながります。 代理店営業 法人営業(ホールセール)と個人営業(リテール)の他に、自社の保険商品を取り扱っている保険代理店への営業を行うことがあります。代理店営業では、保険商品に関する情報を提供や、販売戦略の提案、勉強会の開催などの販売支援を行っています。代理店や代理店の営業所長と良好なコミュニケーションをとることで、自社の商品の購入率アップにもつながります。 代理店のカウンターセールス 代理店のカウンターセールスとは、複数の保険会社の商品を取り扱う代理店に勤務し、来店した顧客のニーズにマッチした商品を提案するお仕事です。 この代理店のカウンターセールスは、生命保険業界や金融業界では割と多く、各社の保険商品を比較・検討することで幅広い保険商品の知識を得ることができます。  

<専門職>

アクチュアリー(保険数理士)

アクチュアリー(保険数理士)は生命保険ビジネスには欠かせないリスクマネジメントを支える数理業務のプロフェッショナルです。 確率や統計などの数学的知識を用いて、将来の不確実な事象を分析・評価します。例えば、事故の発生率や生存率、死亡率などをデータから割り出し、保険料や年金給付額などを算定することができます。これを元に生保や損保など保険商品の開発を行います。 豊富な業務経験や高い資質があれば、企業のリスク管理や経営企画といった資産運用に携わることもあります。 アンダーライター(保険引受人) 契約申し込みがあった時、保険会社が危険度や金額などを勘案し、その契約を引き受けるかどうか判断する役割の人のことです。 申込書や健康診断書などをもとに、死亡や入院などの可能性を考慮し、リスクの度合いを見極めます。  

<バックオフィス>

コンタクトセンター

保険会社のコンタクトセンターでの業務もあります。 まずはアウトバンド(発信)のお仕事です。契約期間が満期の顧客や保険にまだ加入していない人に電話をして、保険商品の提案などを行います。既に保険に加入している既存顧客に電話をして、適切なプランを提案します。 もう一つは、インバウンド(受信)のお仕事です。主に保険に加入している顧客からの問い合わせの対応を行います。契約内容の変更や給付金の手続きなど、一般事務作業もあります。 収納保全 保険会社は、顧客からのお金を預かる会社でもあります。事務職に近い仕事内容です。 収納のお仕事は、顧客から間違いなく保険料が入金されているかチェックする業務です。保全のお仕事は、保険内容の変更や更新に伴う手続きを行います。  

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3.【職種別】保険会社に向いている人の主な特徴

これまで、保険会社に転職した際の業務内容等について見てきました。では、実際はどのような人が保険会社に向いているのでしょう。 ここでは職種別に向いている人、活躍できる人の主な特徴について解説します。  

保険会社の営業職に向いている人

保険会社の営業職に向いている人は、人と接することが好きな人です。保険会社の営業は、多様な年齢や職業の人と話す機会があります。それぞれの価値観や考え方を聞き、その人に合ったプランを提案することが必要です。 営業スキルを磨きたい人や、顧客の将来への悩みや不安に寄り添い、安心できる商品を提供することでやりがいを感じられる人が向いています。  

①体力に自信がある人

保険会社の営業は、顧客のもとに足を運んで商品の提案をすることが多い仕事です。 打ち合わせのために色々な場所へ移動することが多いのが現状です。勤務地関係なく、東京や大阪、福岡など人口が多い地域には、必然と出向くことが多いと言えます。 近年では、リモートワークもできるようになってきているなど、働き方は多様になってきていますが、基本的には顧客の自宅や取引先の企業などに足を運んで関係を作ることが基盤となるため、体力が必要です。 ②精神的にタフな人 営業の仕事は、いいことを言われるばかりではありません。時には商品やサービスに対して、顧客から厳しい口調で話をされることもあります。 まず理解しておいて欲しいのは、保険は金融商品の1つで、大きなお金が動くということです。そうなると、顧客の人生設計にも大きく関わってくるので、顧客は商品を1つ購入するにもとても神経質になります。 また、営業職の場合はノルマが設定されています。ノルマが達成されるかどうかの判断は定期的に訪れます。ノルマが達成できるかわからない時に、プレッシャーに負けない精神力が必要です。 ③ロジカルシンキングができる人 ロジカルシンキングとは、決められた枠組を活用しながら物事や情報を理論的に捉え、筋道を立てることです。 保険商品は、内容が決められていることがほとんどです。保険商品を販売するためには、その決められた内容の中で、顧客のニーズにどれだけ答えることができるかがポイントになります。 場合によってはオプションという形で枠を組み立てていく必要が出てくるでしょう。商品内容と顧客のニーズをロジカルに考える力が試されます。 ④コミュニケーション能力の高い人 これは保険会社への転職に限らず必要な能力と言えます。しかし、保険の営業は1度で大きなお金が動く仕事です。 「この人から買いたい!」と顧客に思ってもらえる魅力が必要になります。 そのためにも顧客としっかりコミュニケーションをとりながら、ニーズに合った商品を提案しなければいけません。20代、30代のうちは元気がいいコミュニケーションで、40代、50代になると落ち着いた安定感のあるコミュニケーションを心がけましょう。 ⑤身だしなみが整っている人 人は第一印象が9割と言っていいほど、見出しなみが大切です。 保険会社は部署によっては服装自由の場合もありますが、特に営業の仕事は、顧客と会うことを前提としているので、髪型はもちろん、シャツのや靴の清潔感も見られます。 また、香水のつけすぎも相手に不快な印象を与えてしまうので気をつけましょう。 ⑥規律正しい人 打ち合わせの時間を守る、爽やかに挨拶をするなどなど、規律正しい人は、安心感があると言えます。 大きなお金が動く保険の営業において、安心感がある人からしか商品は買えないと言っても過言ではありません。 交通事情などでやむを得ず時間に遅れることもあると思いますが、きちんと遅れる旨連絡を入れるなど信頼を壊さない立ち振る舞いができる人は、営業経験がなくても保険の営業に向いていると言えます。  

保険会社の専門職に向いている人

保険会社の専門職に向いている人は、学ぶ意欲の強い人です。 保険を取り巻く金融業界は常に変化しており、社会情勢や消費者の価値観などは日々変化していきます。 そのため、過去のデータだけで分析をするのではなく、継続的に新しいことへの学習が必要です。  

保険会社のバックオフィスに向いている人

保険会社のバックオフィスに向いている人は責任感がある人です。 保険料の収納や保険金支払いなどの業務は、顧客の大切な資産に関わるため、高い責任感を持って業務を遂行することが求められます。    

4.保険会社に転職する前に準備すべきこと

これまで保険会社への転職に向いている人の特徴について見てきましたが、自分に向いている職種があった場合、転職する前にどのような準備をしておくと安心なのでしょう。ここでは、具体的に保険会社に転職する前に準備するべきことについて解説します。  

転職したい企業の研究

保険会社といっても国内外にたくさんあります。まずは、自分が一番興味のある保険会社の情報収集を行いましょう。企業理念、事業内容、社風などを理解することで、自分がその会社に向いているかを判断する材料になります。 また、希望する勤務形態(正社員、契約社員、試用期間など)や年休取得、ボーナスや転居の有無、土日祝休かなどの待遇や条件面も調べておきましょう。企業によっては、非公開求人や転職支援があるところもあるので、応募時に人事採用担当に聞いてみるのもいいかもしれません。  

保険業界の研究

広い目で見た保険業界全体の動向や成長性を把握しておくことも必須です。特に業界未経験の場合には必ず行いましょう。金融業界は、社会情勢や消費者の価値観などにより日々変化していきます。最近の業界ニュースや各社の競争状況などを調べておくといいでしょう。採用面接では志望動機などと同様にこの辺りも聞かれることが多いので、事前に回答を準備しておくと安心です。 また、可能であればファイナンシャルプランナー(FP)などの資格を取得しておくと、未経験でも入社後すぐに現場に慣れることができます。  

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転職エージェントの活用

転職エージェントとは、転職サイトや転職サービスのことです。一言で転職エージェントといっても、様々な特徴があります。業種を選ぶ中でも、保険会社に転職するのに適した転職エージェントを利用することが必要です。 一般の求人検索では見つからない、非公開求人を含めた金融業界のハイクラス求人についての情報収集は「タイグロンパートナーズ」がおすすめです。 キャリアアドバイザーも在籍しており、求人情報の紹介だけでなく、面接対策やキャリア形成の相談などにも対応してくれます。    

5.保険会社への転職は、事前準備が大事

保険会社への転職は難しそうに思われがちですが、保険業界の研究をしたり、営業職からのスタートを希望したりすることで、スムーズな転職が可能になります。 また、他業種に比べ年収も高くなる可能性が大きいため、保険会社への転職を考えているなら挑戦してみる価値は十分あると言えます。 保険会社への転職にあたり、転職エージェントであるタイグロンパートナーズを利用しておくと必要な情報が得やすくなります。  

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この記事の監修

信藤 啓吾

Shindo Keigo


【担当職域】 ・投資銀行 ・PEファンド ・不動産 ・VC ・事業会社 【経歴】 麗澤大学外国語学部卒業、Salem State Universityカウンセリング心理学修士。外資系大手人材サーチファームであるロバートウォルターズで金融マーケット専門のリクルーティングに従事後、2007年、当社の前身である英国アカマイフィナンシャルマーケッツ日本支社の立ち上げに参画。以来、投資銀行、不動産ファンド、PEファンド、そして、一般事業会社のM&A・戦略企画部門、ファンド投資先CFO、コンサルティング会社ファイナンシャルアドバイザリー等のポジションへの転職を数多く支援。産業カウンセラー。英語堪能。 【自己紹介】 これまで一貫して金融業界への転職をご支援しています。その間に蓄積されたクライアント企業様に関する情報と人脈で、候補者様の面接準備から入社前交渉までサポート。特に外資系投資銀行、不動産ファンドとの繋がりは深く、Managing Director・部門長クラスとのリレーションを活用したご紹介が可能です。若手から中堅、シニア層まで、全て年代の候補者様をご支援しています。 一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメード型コンサルティングを心掛けておりますので、今すぐ転職したい方はもちろん、中長期的なキャリアを見据えて情報収集したい方や「すぐの転職は考えていないけれど一度相談してみたい」という方も大歓迎です。  

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