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コンサル選考で評価される志望動機の例文|良い例と悪い例

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2025.01.22

    選考対策

 

異業種でのキャリアを活かして、コンサルタントとしてのキャリアアップを検討している方もいるでしょう。転職活動でコンサルティングファームへの志望動機を作成する際は、どんなポイントに注意すれば良いのでしょうか。

本記事では、コンサルティング業界(以下、コンサル業界)を目指す転職活動での志望動機の作成方法を解説します。志望動機の作り方やポイント、文例までご紹介しますので、ぜひ転職活動の参考にしてください。

 

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1.中途採用におけるコンサル業界への志望動機を考える際のポイント

転職活動の志望動機には、採用担当者から「自社の組織風土にマッチした人材である」と認識してもらい、選考を突破する目的があります。そのためにも「なぜ転職するのか?」「なぜコンサルを目指すのか?」「なぜ応募先のファームとポジションを選ぶのか?」を明確にしなければなりません。

説得力のある志望動機を作成するには、まず業界研究に取り組み、徹底して情報収集を行った上で、企業研究を通じて自分なりの志望理由を導き出す必要があります。志望企業のどこに魅力を感じるのか、なぜ他社ではなく志望企業を選ぶのか、ご自身の価値観・判断軸を明確にしましょう。

 

 

 

2.コンサル業界への志望動機の書き方

続いて、コンサル業界の志望動機の書き方を解説します。選考通過のコツとして、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

 

■ 志望動機に書く内容

<コンサル業界を志望する理由>

志望理由として、コンサルの仕事を通じて成し遂げたいことを盛り込みましょう。コンサルの業務では、クライアント企業の役員などの経営層や管理職と関わる機会が豊富にあり、経営に大きな影響を与えます。戦略立案では経営層と同等の視座の高さを求められ、高度なスキルと業界の専門知識が必須です。これらのポイントを踏まえながら、以下のような方向性で志望理由を検討してみてください。

 

【志望理由の方向性の例】

例1.現在までの業界経験を活かして貢献したい

コンサルの仕事では、多種多様な業界・企業のプロジェクトに関わります。未経験でもこれまでに経験した業界や業種ならではの知見をコンサルティング業務に活かせる可能性があります。

 

例2.現在までに培ったスキルを活かして貢献したい

これまでの業務経験で培った高度なスキルを活かして組織に貢献した実績がある場合、コンサルの仕事に役立つ能力としてアピールしても良いでしょう。具体的には課題解決力・論理的思考力・コミュニケーション能力などが挙げられます。

 

例3.専門資格を活かして貢献したい

専門資格を保有する方は、特定の業界や分野に特化したコンサルファームでの活躍が期待できます。コンサルティング業務を通じてさらに専門性を深め、クライアント企業に高い価値を提供できる可能性があります。

 

<志望企業を選んだ理由>

志望業界に多数ある企業の中でも、特に志望企業を選んだ理由を伝え、志望度の高さをアピールしましょう。志望企業の業務内容・案件の傾向・強みを捉えて、魅力的だと感じたポイントを的確に伝えることが大切です。

例えば、クライアント先へ常駐するコンサルファームの場合は「施策の提案のみに留まらず、現場に入り込んで実行まで支援し、顧客と密接に関わる貴社のスタイルに魅力を感じました」といった伝え方ができます。

 

■ 志望動機の構成

志望動機を作成する際は、「PREP法」を用いると簡潔でわかりやすい文章を書けます。PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順に文を構成する方法です。志望動機の場合、以下のような文章構成で内容を整理すると良いでしょう。

 

■ 中途でコンサル企業に転職する際の志望動機のポイント

中途採用でコンサル企業に転職する場合は、以下のポイントを意識して志望動機を作成しましょう。

・具体的な理由を盛り込む

異業種からの転職の場合は、コンサル業界に興味を持った理由に具体性を持たせることが大切です。具体的なエピソードや経験を交えながら、説得力のある説明を心掛けましょう。

・企業の特徴に触れる

志望するコンサルファームのミッションやビジョン、プロジェクトの傾向などをリサーチして志望動機に盛り込みます。自分自身の価値観や考え方と照らし合わせて、どんな点に共感したかを述べると良いでしょう。

・スキルと経験をアピールする

コンサルティング業務に役立つスキルや、前職での役職や経験した業界・業種の知見、保有する資格などをアピールします。採用担当者が即戦力としての活躍をイメージできるような情報を盛り込みます。

・自分が貢献できる点を強調する

異業種からの転職であっても、コンサルティング業務で貢献できることを採用担当者に納得してもらう必要があります。志望企業に貢献するためのアイデアや戦略を伝え、意欲的な姿勢を見せましょう。

 

 

 

3.コンサル転職で評価されやすい志望動機の例文

①業界経験を活かしたい場合の志望動機例文

<例文イメージ>

 

②ITスキルを活かしたい場合の志望動機例文

<例文イメージ>

 

③金融業界の経験を活かしたい場合の志望動機例文

<例文イメージ>

 

 

4.コンサル業界の志望動機のNG例

コンサル業界の志望動機として相応しくない、NGな回答例をご紹介します。
採用選考で面接官からの評価を低下させかねないため、以下の答え方は避けておきましょう。

 

・現職の職場環境に不満があったから

現職の職場環境の悪さを転職の志望動機に含めると、印象が悪化するおそれがあるため注意しましょう。採用担当者側から見て「悪口を言っている人」というネガティブな人物像につながる原因となります。また、入社後をイメージしたとき「忍耐力がなく同様の理由ですぐに退職するのではないか」「周囲とのコミュニケーションが不足していたのではないか」といった懸念を抱かれやすくなります。

 

・英語を武器にグローバルに活躍したいから

コンサル業界の志望動機では、単に英語力をアピールするのみでは採用担当者に納得感を与えるには不十分だといえます。「なぜコンサルなのか?」「なぜグローバルなのか?」を伝える具体性のある答え方が必要です。たとえ世界各国にオフィスを有する外資系コンサルファームであっても、基本的に国内のファームの社員が業務で関わるクライアントは日本企業となる点に留意しましょう。

 

・自分を成長させたいから

転職後に活躍する上で成長意欲は必須ですが、自身の成長を志望動機にすると、企業側から目的と手段を取り違えているように見えるおそれがあります。そもそもコンサルの役割は、クライアント企業への価値提供です。クライアントのために情報のキャッチアップや分析を行い、結果としてスキルや専門性が磨かれ、個人の成長につながります。こうしたコンサルの立場を理解して志望動機を作成しましょう。


・将来的に起業を考えているから

志望動機にセカンドキャリアを含めると、コンサルファームでの経験を踏み台として利用するかのように受け取られ、印象が良くありません。転職の目的はキャリアアップにあり、自分自身のために仕事をする人物として捉えられる可能性があります。クライアント企業への価値提供が非常に重要なコンサル業界において、自分視点が強い人材は業務の適性に懸念を抱かれやすいため注意が必要です。


・社会に役立つ仕事をしたいから

コンサルは社会に大きなインパクトをもたらす大規模なプロジェクトを担うこともありますが、「社会に役立つ」という伝え方は他の多くの業界・企業にも通用する内容です。採用担当者から「現職では社会に役立つ仕事をしていなかったのか?」と深掘りされると、志望動機としては破綻してしまう可能性があります。転職活動では別の方向性で志望動機を作成したほうが他の候補者との差別化がしやすく、効果的に入社への熱意を伝えやすくなります。

 

5.コンサル業界の志望動機はプロの添削でブラッシュアップ可能

ここまで、中途採用でコンサル業界を目指す方へ向けて、志望動機の書き方やポイントをお伝えしました。異業種からの転職では、前職での経験やスキルを効果的に伝える方法でお悩みの方も少なくないでしょう。コンサル業界へのハイクラス転職では、転職サービスで業界を熟知したキャリアコンサルタントから支援を受けると安心です。

タイグロンパートナーズでは、コンサル業界に精通した担当者が、転職活動を手厚く支援いたします。これまでのキャリアを活かしてコンサルとして活躍したい方は、ぜひプロによる転職サポートをご利用ください。

 

 

 

監修コンサルタント


Member Image

新山 雄俊 / Niiyama Takayoshi


担当職域

  • ・コンサルティングファーム
  • ・ SIer
  • ・ 製造
  • ・ エネルギー
  • ・ ポストコンサル

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