他のPEファンドとは異なる自己資本投資会社 独自の投資スタイル・新たなCFOへのキャリアパスとは|株式会社ミダスキャピタル ディレクター 丸山 拓也氏 / 久山 貴久氏
2026.07.09
株式会社ミダスキャピタルは、「世界に冠たる企業群を創る」というビジョンのもと「傑出した才能と技術を集め、世界に新たな価値と景色をもたらす」というミッションを掲げ、自己資本投資を軸に、中長期で企業価値の向上を目指す投資会社です。業種を限定せず、経営陣の構成や事業の伸びしろを見極めながら、投資後の支援まで一気通貫で関わる点に特徴があります。
加えて、投資先を含む「企業群」という発想のもと、経営人材同士が知見を持ち寄る独自のコミュニティを形成している点も、同社ならではの強みです。
今回は、ミダスキャピタルで投資実務を担い、その後それぞれ異なる形で投資先の経営にも深く関わってきた丸山拓也氏、久山貴久氏に、同社で得られる成長機会や、投資銀行・PEファンド志向の方にとっての同社でのキャリアの魅力について、タイグロンパートナーズ Executive Consultant 信藤啓吾がお話を伺いました。
Profile
株式会社ミダスキャピタル ディレクター 丸山 拓也氏
みずほ証券株式会社にて、約6年にわたってTMTセクターにおけるM&A アドバイザリー業務に従事。2019年より、米国みずほ証券、M&A Advisory Groupにて約5年間にわたり、ニューヨークを拠点にM&Aアドバイザリー業務に従事。2024年6月に株式会社ミダスキャピタルへ入社後は、投資案件ソーシング、企業価値評価・DD、既存投資先支援および金融機関との関係構築業務にディレクターとして従事。2026年4月から株式会社OCEVIA Holdingsに執行役員CFOに就任するとともに、シンガポールに立ち上げたASIAHUB ONE PTE LTDの取締役CEOとして現地に出向。
株式会社ミダスキャピタル ディレクター 久山 貴久氏
ゴールドマン・サックス証券株式会社の投資銀行部門にてM&Aアドバイザリー業務及び資金調達の引受業務に従事。2021年より株式会社ミダスキャピタルの投資本部にて案件ソーシング、企業価値評価、DD、契約交渉などの投資案件検討及び投資先支援などに従事し、2022年12月より株式会社羅針盤の立ち上げを担当。2024年1月から同社執行役員CFOに就任。
タイグロンパートナーズ株式会社 Executive Consultant 信藤 啓吾
Salem State University修士。ロバート・ウォルターズで金融マーケット専門のリクルーティングに従事後、2007年にタイグロンパートナーズ前身企業の日本支社立ち上げに参画。以来、投資銀行、PEファンド、不動産ファンド、VC、事業会社M&A・戦略企画、投資先CxO、FASなどの転職支援で豊富な実績を誇る。
自己資本投資だからこそ、10年後の企業価値から議論できる
一番大きいのは、外部資本の償還期限に強く縛られず、中長期の視点で投資判断ができることです。他のPEファンドでは、どうしても5年や7年といった時間軸の中でIRRを最大化する議論になりやすいと思います。一方でミダスキャピタルでは、「この会社はどこまで伸びるのか」「10年後、20年後にどうあるべきか」というところから議論を始められます。
私自身、前職でさまざまなPEファンドの検討を見てきましたが、短期の投資回収という制約ゆえに、より長い時間軸であれば価値が出る事業が見送られてしまう場面もありました。ミダスキャピタルでは、そうした制約から比較的自由でいられる分、本質的な企業価値向上に向き合いやすいと感じています。
丸山 拓也氏
そうですね。単に資本を投下するだけではなく、どういう戦略を描くのか、どのような支援ができるのかまで踏み込んで提案できます。加えて、自己資本投資なので外部LPとの調整が不要で、意思決定のスピードが速い。結果として、他のPEファンドでは踏み込めない状況であってもミダスキャピタルであれば実現できることがありますし、他のPEファンドではできない経験を積めると思います。
丸山 拓也氏
売り手企業の立場から見ても、その柔軟性は魅力だと思います。短期のリターンを最優先しないからこそ、経営者の構想や事業の将来像を丁寧に受け止めた上で対話できる。そこは、他のPEファンドとは少し違うミダスキャピタルらしさだと感じます。
久山 貴久氏
投資担当者が案件の起点から中心を担う
ソーシング、財務モデリング、デューデリジェンス、投資委員会資料の作成、契約交渉と、投資実務の一連のプロセスを広く担います。ただ、特徴的なのは、投資担当者が案件の最初から前面に立って、対象会社の経営陣とも直接向き合う点です。
他のファンド以上に裁量と責任が大きく、投資先候補の経営人材と一度目の面談から会いに行くこともあります。しかも、検討を進める中で、意思決定者と日常的に議論しながら、自分が中心になって案件を取りまとめていく。分析者として支えるだけでなく、意思決定を前に進める立場に近い感覚があります。
丸山 拓也氏
投資銀行で培ったスキルが活きる場面は多いです。資料構成力やストーリーラインの作り方、モデリング、関係者への説明の仕方といった基礎はそのまま活きます。一方で、ミダスキャピタルでは「何を質問すべきか」「どのKPIを見るべきか」といった、事業の本質に踏み込む力もより求められます。
特に、比較的小規模な案件では、専門家に任せるのではなく、自分でリスクを洗い出し、自分で仮説を立てて検証しなければいけない。その意味では、投資銀行時代よりもビジネスに対する解像度が上がった感覚がありました。
久山 貴久氏
まさにそうだと思います。ファイナンスの専門性は大前提として重要ですが、その先で意思決定者として何を考えるべきか、どう動くべきかが問われる環境です。投資銀行やPEファンドで一定の経験を積んだ方にとっても、次の成長機会として非常に面白い環境だと思います。
丸山 拓也氏
自身が担当する投資先のCFOになるという選択肢が出てくる理由
私自身、最初から投資先でCFOを担うつもりで入社したわけではありませんでした。ただ、投資担当として対象会社の事業、財務、経営課題を深く理解し、どうバリューアップしていくべきかを考えていく中で、「自分が入ることが対象会社にとって良いかもしれない」と感じる場面が出てきました。
実際に支援を重ねる中で、投資先側からも期待をいただき、自分の中でも当事者としてコミットしたいという思いが強くなっていきました。ミダスキャピタルの投資スタイルは、半永久的に関与していくため、必要に応じて深く入り込んでいく前提があり、自然とこのキャリアパスが生まれたのだと思います。
久山 貴久氏
私自身は外部から即CFOポジションで入社するという経験を今までしたことがないですが、恐らくは違うと思います。投資を通じて会社理解が深まり、経営陣との相互理解も進み、勝ち筋に対する自分なりの仮説を持った上で入れる。受け入れる側にも、私のパフォーマンスや考え方を理解いただいた上で判断してくださるので、ミスマッチが起こりにくいのは大きいですね。
久山 貴久氏
私も、もしミダスキャピタルを経由していなければ、今のように経営に近い立場で仕事をすることはなかったと思います。投資検討の中で時間をかけて会社を理解し、自分なりの意見を持ち、自分であればどうするのかを自然と考える機会がある。これは、投資銀行からいきなり事業会社のCFOを目指す場合には得にくいプロセスだと思います。
丸山 拓也氏
そうですね。今の延長線上で専門性を磨く道ももちろんありますが、ミダスキャピタルでは、その専門性を活かしながら、より意思決定に近い立場に進むきっかけを得やすいと思います。
丸山 拓也氏
企業群の相互扶助が、経営人材の成長速度を高める
投資先のCFO同士が定期的に集まる場があり、上場準備、M&A、ファイナンス、組織づくりなど、かなり実務的なテーマについて情報交換しています。形式的な会ではなく、本当に困ったときに気軽に相談できる関係性ができているのが大きいですね。
例えば、外部パートナーの選定、運用体制の作り方、管理規程の整備など、外には聞きづらいテーマでも、同じフェーズを経験している方に直接相談できます。こうした環境は、経営人材としての解像度を上げる上で非常に大きいと思います。
久山 貴久氏
ミダスキャピタル側もこのコミュニティを非常に大切にしていて、CFO会だけではなく、企業群のCxOを中心にオフラインで集う総会や勉強会など、自然にコミュニケーションが生まれる機会を意図的につくっています。単に仕組みがあるだけではなく、それを継続的に機能させようという意思が強い。
価値観を共有しながら、互いにGiveし合う文化があるからこそ、相互扶助がきれいごとで終わらず、実際の支援として機能しているのだと思います。
丸山 拓也氏
ミダスキャピタルで活躍しやすい人物像とは
まず、自分なりの専門性や強みを持っていることは大事だと思います。ファイナンス、M&A、事業開発、AIなど、領域は問いませんが、「ここは自分が価値を出せる」という軸がある方は非常に相性が良いはずです。
その上で、ミダスキャピタルの「世界に冠たる企業群を創る」というビジョンに対して面白いと感じられることも重要です。また、「Maximize:最大限の挑戦をし、最速で限界を突破する」「Give:家族のように仲間を想い、頼り助ける」「Enjoy:大志に向かい、過程を楽しむ」というカルチャーを体現できる方は、組織の中で自然と活躍しやすいと思います。
丸山 拓也氏
加えて、ある程度カオスな状況も前向きに楽しめる方が向いていると思います。完成された環境で決められた役割だけを担うのではなく、自分で役割を広げたり、知らない領域に踏み込んだりする場面も多いので、知的好奇心が高い方には非常に面白い環境だと思います。
投資銀行やファンドにいると、近いバックグラウンドの人と接する時間が長くなる印象ですが、ミダスキャピタルでは社内外を通じて、経営人材やテックなどの専門人材も含め本当に多様なバックグラウンドを持つ方々と関わることができます。自分の視野を広げたい、もう一段ステップアップしたいという方には、強く響く環境ではないでしょうか。
久山 貴久氏
Executive Consultant 信藤より
ミダスキャピタルの魅力は、単に自己資本投資を行っていることだけではありません。投資担当者が案件の初期段階から深く入り込み、分析だけでなく意思決定を前に進める役割を担うこと。そして、その延長線上に、投資先CFOや経営ポジションというキャリアの広がりがあること。この二つは、投資銀行、PEファンド、FAS、M&Aアドバイザリーなどで経験を積んできた方にとって、非常に大きな魅力だと感じます。
また、企業群としての相互扶助が実際に機能している点も見逃せません。経営人材同士が知見を持ち寄り、実務レベルで支え合う環境は、専門性を土台にしながら経営の解像度を高めていきたい方にとって、非常に価値の高い場だと思います。
今の専門性を活かしつつ、もう少し意思決定に近い立場で価値を発揮したい方。投資判断の先にある企業価値向上や経営にも踏み込んでみたい方。そうした志向をお持ちの方にとって、ミダスキャピタルは検討価値の高い選択肢の一つではないでしょうか。
信藤 啓吾
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当社代表取締役
野尻 剛二郎
慶應義塾大学卒/元モルガン・スタンレー
株式会社ビズリーチ 主催
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