株式会社クオンツ・コンサルティング(以下、クオンツ・コンサルティング)は、2023年10月に設立された比較的新しいコンサルティングファームです。「実益主義の伴走」を掲げ、戦略・DX・金融の知見をかけ合わせた独自のサービスで、クライアント企業の価値向上に貢献しています。
本記事では、同社の強みや社風に関する評判、年収目安、中途採用の最新情報など、転職を検討する上で必要な情報を詳しく解説します。
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クオンツ・コンサルティングとは?
クオンツ・コンサルティングの基本情報を解説します。
会社概要
| 会社名 |
株式会社クオンツ・コンサルティング |
| 設立年 |
2023年 |
| 所在地 |
〒105-0002 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー11階 |
| 代表者 |
代表取締役 佐上 峻作 |
| 資本金 |
2億2,500万円 |
| 売上高 |
約14億5,200万円 |
| 従業員数 |
154名(2025年9月末時点) |
出典:株式会社クオンツ・コンサルティング|会社概要
出典:クオンツ総研ホールディングス|有価証券報告書-第7期(令和6年10月1日-令和7年9月30日)
クオンツ・コンサルティングは、クオンツ総研ホールディングス(旧M&A総研ホールディングス)の100%子会社として2023年10月に設立されました。親会社であるクオンツ総研ホールディングスは、創業から約3年9カ月で東証プライム上場を果たした急成長企業です。
同社は「テクノロジーにより未来の日本を創造する」をスローガンに掲げ、テクノロジーコンサルティング(DX・IT戦略、AIなどの最先端技術活用、PMOやガバナンス変革)と、経営戦略コンサルティング(M&A戦略、事業戦略策定など)の2軸でサービスを提供しています。
ハイブリッドな組織体制
クオンツ・コンサルティングの大きな特徴は、コンサルタントの成長段階に応じて所属が変化する、柔軟な組織体制にあります。
アソシエイトやコンサルタントなどのポジションではワンプール制の下、特定のインダストリーやソリューションに縛られず、多様なプロジェクトを経験可能です。
一方、シニアコンサルタントに昇格すると「Strategy Pool」と「IT/DX Operation Pool」のいずれかに所属し、専門的な知見を深めます。
そして、マネージャー以上の役職になると、戦略とIT/DXの両面からクライアントの課題を俯瞰し、統合的な解決策を提示する能力を養うため再び「ワンプール制」に戻ります。このユニークな組織体制が、コンサルタント個人の成長と、高品質なサービス提供の両立を可能にしているのです。
クオンツ・コンサルティングが選ばれる3つの理由
数あるコンサルティングファームの中で、クオンツ・コンサルティングが多くの企業から選ばれる理由を解説します。
戦略・IT/DX・金融のかけ算による企業価値向上支援
クオンツ・コンサルティングの強みは「戦略」「IT/DX」「金融」という3つの異なる専門性をかけ合わせ、クライアントの企業価値向上を多角的に支援できる点にあります。
特に、親会社であるクオンツ総研ホールディングスがM&A仲介で培った豊富な知見を活かせる点は、他のファームにはない特徴といえるでしょう。M&A戦略の策定から、買収後の統合プロセス(PMI)におけるITシステムの統廃合や業務プロセスの標準化まで、一気通貫で支援できる体制を整えています。
この質の高いサービスを支えているのが、経験豊富なコンサルタント陣です。在籍するコンサルタントの約80%が、大手SIerや他のコンサルティングファームの出身者で構成されており、IT領域の深い知見とプロジェクトマネジメント能力を兼ね備えています。
出典:株式会社クオンツ・コンサルティング|採用情報
以下は同社におけるプロジェクト事例です。
| クライアント |
プロジェクト概要 |
成果 |
| 大手自動車メーカー |
地域ごとに異なっていた会計システムの標準化を目指し、ERP導入を支援 |
システム基盤の検討からデータ移行、テストまでを一貫して実施し、経営管理の高度化とコスト最適化、マニュアル業務の削減を実現 |
| メガバンク |
全社的な業務量削減目標の達成に向け、テクノロジーを活用したBPR(業務プロセス改革)を支援 |
業務のボトルネックを特定し、あるべき業務フローを立案。約80万時間(400名相当)の業務効率化を創出 |
| 大手証券会社 |
旧態依然としていたバックオフィス業務を効率化するため、社内システムの構築と導入を支援 |
現場の意見を反映した最適なシステムを導入することで、事務・総務・法務関連業務の効率化を達成 |
| 官公庁 |
デジタルガバメント実現の一環として、宅地建物取引業の免許申請手続きのオンライン化を支援 |
職員の業務負荷を分析し、他省庁の成功事例を参考に理想像を策定。システム要件の整理や運用改善に貢献 |
| 金融系事業会社 |
事業急拡大に伴う従業員の長時間労働を解決するため、業務時間削減プロジェクトのPMOを担当 |
業務フローの標準化や各種システムの導入支援を通じて、全体の業務工数を約30%削減することに成功 |
| 食品製造業 |
事業部ごとにバラバラに進んでいたDXを、全社統一で推進するためのPMO支援を実施 |
各事業部の実態調査から改善点を抽出し、事業部間の壁を越えた業務効率化を実現 |
| 大手証券会社 |
NISAサービス拡張に伴う大規模なバックオフィスシステムの機能開発プロジェクトでPMO支援を提供 |
外部ベンダー管理や関係者調整を徹底し、本番業務に影響を与えることなく高品質なシステムリリースを実現 |
| 大手自動車メーカー |
コネクテッドカーの市場投入に向け、アジャイルとウォーターフォールなど、異なる開発手法の複数システムが連携する複雑な開発を管理 |
国内外の開発拠点や多数のステークホルダーを調整し、計画どおりのスケジュールで機能リリースを達成 |
出典:株式会社クオンツ・コンサルティング|支援実績一覧
現場の解像度を徹底的に高める伴走型支援
事業会社発のコンサルティングファームとして、クオンツ・コンサルティングには「実益主義の伴走」という思想が深く根付いています。クライアントの現場に深く入り込み、実行まで責任をもって支援するスタイルが特徴であり、現場の業務や課題に対する解像度を徹底的に高めることで、机上の空論ではない、実効性の高い提案を可能にしています。
徹底した伴走支援はクライアントから高い評価を受け、98%以上という驚異的なリピート率を達成しています。
出典:株式会社クオンツ・コンサルティング|採用情報
日系ファームならではの柔軟な価格設定
一般的な外資系コンサルティングファームとは異なり、ブランドのロイヤリティが発生しないため、高品質なサービスをバリュープライスで提供できる点も、多くの企業に選ばれる理由の一つです。
同社では、クライアントのニーズや予算に応じて、柔軟な契約体系を組むことが可能です。また、セクショナリズムがなく、プロジェクトごとに社内から最適なメンバーをアサインできる組織体制も、コストを抑えつつ最大の成果を出すことに貢献していると考えられます。
【激務?】クオンツ・コンサルティングの社風と働き方
OpenWorkなどの口コミサイトから見えてくる、クオンツ・コンサルティングのリアルなカルチャーと働き方を解説します。
ポジティブな評判
急成長中のファームならではの、ポジティブな評判が多く見られます。
例えば同社では、設立間もないフェーズであるため、若手であっても裁量権の大きい仕事に挑戦できる機会が豊富にあるとされています。決まった型や前例がない中で、事業や組織を創り上げていく経験は、成熟したコンサルティングファームでは得難いでしょう。
また、成果主義の評価制度を採用している点も同社の特徴です。努力がダイレクトに評価される環境を求める人材にとっては、高いモチベーションを維持して働きやすい環境といえます。
論理的でクールな印象がありながらも、クライアントの課題解決に対する強い意志や熱意を内に秘めた人材が多いという声があります。優秀な人材と切磋琢磨できる環境も、同社の魅力です。
このような社風は、同社が掲げる以下のカルチャーによって育まれていると考えられます。
| カルチャー |
概要 |
| 顧客第一 |
対価を得る前提として、常に顧客へ上質なサービスを提供することを最優先する |
| 社会貢献 |
社会から求められる価値ある活動を通じて、社会に貢献する |
| 合理主義 |
感情論ではなく、合理的な正しさを追求し、率直に意見を表明する |
| 組織主義 |
個人の力に頼るのではなく、チーム一丸となって課題解決に取り組む |
| 全員創業者 |
従業員一人ひとりが「会社を創っている」という当事者意識をもつ |
| 実力主義 |
年齢や勤続年数ではなく、個人の実力と成果を正当に評価する |
| プロフェッショナリズム |
全員がプロとしてのオーナーシップをもち、日々の自己研鑽と成果へのコミットを徹底する |
| 数値主義 |
データにもとづいた分析で解決策を導き、数値的な成果として顧客に価値を提供する |
| 0.1%の改善 |
日々0.1%でも改善を積み重ね、長期的に大きな価値創造を目指す |
| 和顔愛語、先意承問 |
相手の気持ちを察し、和やかな表情と思いやりのある言葉で接する |
出典:株式会社クオンツ・コンサルティング|採用情報
関連記事:【体験談】第二新卒で未経験コンサル転職したリアル【クオンツ・コンサルティング】
ネガティブな評判
若手でも大きな裁量権が与えられることは、裏を返せば、担う責任も大きいということを意味します。クライアントの期待を超える成果を出すことへのプレッシャーは常にあり、その重圧を成長の糧と捉えられる精神的なタフさが必要です。
また、コンサルティング業界全般にいえることですが、プロジェクトのフェーズやクライアントの要求水準によっては、労働時間が長くなるなど、業務負荷が高まる時期もあります。
一方で、プロジェクトが一区切りつけば、比較的柔軟に自身の時間をコントロールすることも可能です。メリハリをつけて働ける点は魅力でもあります。
クオンツ・コンサルティングの年収目安・福利厚生
クオンツ・コンサルティングでは実力主義・成果主義にもとづく給与体系が採用されており、個人のパフォーマンスに応じて高い報酬が期待できます。求人情報によると、役職別の年収目安は以下の通りです。
| ポジション |
年収目安 |
| アソシエイト |
400万円~600万円 |
| コンサルタント |
600万円~800万円 |
| シニアコンサルタント |
800万円~1,200万円 |
上記はコンサルティング未経験者の年収目安のため、経歴などによってはより高額の報酬が提示されるケースもあります。
なお、同社の代表的な福利厚生は以下の通りです。
- 交通費全額支給
- 従業員持株会
- 定期健康診断
- キャリア相談制度
- 全社交流会
- 確定拠出年金制度
出典:株式会社クオンツ総研ホールディングス|コンサルタント未経験ポテンシャル採用【クオンツ・コンサルティング】
クオンツ・コンサルティングに転職するメリット
クオンツ・コンサルティングに転職するメリットは以下の通りです。
- 戦略からIT/DX、金融まで幅広い領域のスキルを習得可能
- 代表直下で事業の作り方を学びながら創業フェーズに携われる
- 将来的なキャリアパスとして経営層を目指せる
同社ではワンプール制(全コンサルタントが一つの部門に属する形)の下、若手でも多様なプロジェクトに携わることが可能です。事業会社として自社のDXを推進し、急成長を遂げた親会社のノウハウを活かし、机上の空論ではない、実益に根差したコンサルティングを経験できます。
また、代表の直下で事業創造のプロセスを学びながら、組織の創業フェーズに中核メンバーとして関われる点も大きな魅力です。コンサルタントとしてだけでなく、将来の経営者や事業家として活躍するための視点やスキルを養えます。
さらに、クライアント企業の経営陣やオーナーとして内部から変革をリードするなど、コンサルタントの枠を超えたキャリアを築く道も開かれています。
クオンツ・コンサルティングの中途採用情報
クオンツ・コンサルティングの中途採用の最新動向や選考対策などを解説します。
転職難易度は高め
同社は、中長期的な成長に向けた先行投資として、コンサルタントの採用を重要課題の一つに位置づけています。親会社であるクオンツ総研ホールディングスの決算説明資料によると、コンサルタント数は2025年9月期の136名から、2026年9月期には300名体制へと、倍以上の規模に拡大する計画です。積極的な採用方針を打ち出しているため、コンサルティング未経験者にも門戸は開かれているといえます。
しかし、採用拡大はあくまでも事業成長を加速させるための投資であり、採用基準そのものが下がるわけではありません。個々の候補者に求められるレベルは高く、転職難易度は高いといえるでしょう。
2026年1月時点の募集ポジション
2026年1月時点における、主な募集ポジションは以下の通りです。
| 募集ポジション |
業務内容 |
必須要件 |
| 戦略コンサルタント |
業界トップのクライアントが抱える事業課題に対し、最適なソリューションを組み合わせて変革を支援する |
- 高い論理的思考能力
- 立ち上げメンバーとして柔軟かつ愚直に努力できること
|
| ITコンサルタント |
クライアントの事業課題に対し、最適なソリューションやテクノロジーを組み合わせてデジタル変革を推進する |
2年以上のシステム開発経験やITコンサルティング経験 |
| Strategy&M&A |
Pre/On/Postの各フェーズにおいて、親会社であるM&A総合研究所と連携しながら、M&Aや高度な経営戦略の策定・実行を一気通貫で支援する |
コンサルティングファームや事業会社での中期経営計画策定、新規事業開発、経営戦略、財務経理などの実務経験 |
出典:株式会社クオンツ総研ホールディングス|戦略コンサルタント(シニアコンサルタント・コンサルタント・アソシエイト)【Quants Strategy】
出典:株式会社クオンツ総研ホールディングス|ITコンサルタント(シニアコンサルタント・コンサルタント・アソシエイト)【Quants Technology】
出典:株式会社クオンツ総研ホールディングス|<パートナー直下>Strategy&M&Aコンサルティングポジション【Quants Strategy】
求める人物像
同社の採用ページや社員インタビューなどからは、以下のような能力・素養を備えた人物が求められていることがうかがえます。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 危機管理能力
- マネジメント能力
- 熱意・バイタリティ
- 成長意欲・主体性
- 実行力
選考通過に向けた対策のポイント
「なぜコンサルタントなのか」「なぜクオンツ・コンサルティングなのか」という問いに対して、自身の経験にもとづいた一貫性のある答えを用意する必要があります。これまでのキャリアで培ったスキルや経験を活かして同社にどのように貢献できるのかをアピールしましょう。
また「実益主義」や「全員創業者」といった同社のユニークなカルチャーと、自身の価値観やキャリアプランがどのように合致するのかを、具体的なエピソードを交えて説明できるように準備しておきましょう。
例えば「これまでの経験の中で、いかに高い当事者意識をもって課題解決に取り組んだか」「自ら課題を発見し、周囲を巻き込みながら改善を主導した経験」などをアピールすることで、自身が同社のカルチャーにフィットし、貢献できる人材であることを示すことができます。
コンサルティング業界への転職を成功させるためにエージェントを活用しよう
クオンツ・コンサルティングのような設立から間もなく、急成長中のファームへの転職は、大きなキャリアアップの機会となる一方で、公開情報や最新情報が少なく、独力での選考対策が難しいという側面があります。
こうした中で考えたいのが、コンサルティング業界に特化した転職エージェントの活用です。タイグロンパートナーズは、年収1,000万円以上のハイクラス・プロフェッショナル人材に特化した転職エージェントであり、コンサルティング業界への豊富な転職支援実績を誇ります。
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