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戦略コンサルの年収相場は?水準が高い理由と仕事内容、代表的な企業

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2024.04.12

戦略コンサル年収

コンサルティングファームは、クライアント企業が抱える課題に対して、さまざまなアプローチでその課題を解決する施策を提案し、実行の支援を行います。コンサルティングファームに所属するコンサルタントにもさまざまな種類がありますが、今回は戦略コンサルタントを取り上げます。

戦略コンサルタントとは、クライアント企業の経営や事業成長に関わる課題に対して、現状を分析しながら、その課題の解決策となる戦略的施策の提案を行います。戦略コンサルタントの提案先となるのは、ほとんどの場合クライアント企業の経営陣です。


<目次>
1.【役職別】戦略コンサルの年収相場と水準が高い理由
2.戦略コンサルの仕事内容と魅力
3.平均年収の高い戦略コンサルの代表的企業
4.未経験から戦略コンサルへの転職は可能?
5.エージェントを活用して年収水準の高い戦略コンサルへの転職を成功させる

 

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1.【役職別】戦略コンサルの年収相場と水準が高い理由

では、戦略コンサルタントの年収相場はどうなっているのでしょうか。

戦略コンサルタントの平均年収は、職位や所属するコンサルティングファームによって異なります。
代表的な戦略コンサルティングファームでは、若手のコンサルタントでも年収800万円以上、マネージャークラスになれば、日系ファームでは年収1000〜2000万円、外資系ファームであれば1300〜2500万円が相場となっています。

 

戦略コンサルの役職別の年収相場

それでは、戦略コンサルの役職別年収相場をみてみましょう。

 

①アナリスト

アナリストは、主にコンサルタント歴0〜3年の人が就く職位となります。平均年収は、固定給500万〜800万円+業績賞与が目安です。

 

②コンサルタント

コンサルタントは、主にコンサルタント歴0〜6年の人が就く職位となります。平均年収は、固定給900万~1,300万円+業績賞与が目安です。

 

③マネージャー

マネージャーは、主にコンサルタント歴2~10年の人が就く職位となります。平均年収は、固定給1,400万~2,000万円+業績賞与が目安です

 

④プリンシパル

プリンシパルは、主にコンサルタント歴5~15年の人が就く職位となります。平均年収は、固定給1,700万~2,500万円+業績賞与が目安です

 

⑤パートナー

パートナーは、主にコンサルタント歴10年以上の人が就く職位となります。平均年収は、固定給2,500万円以上+業績賞与が目安です。

 

戦略コンサルの年収相場の水準が高い理由

戦略コンサルタントの年収相場は、他の業界や職種と比較をしても非常に高くなっています。
その背景のひとつは、戦略コンサルに求められるスキルや能力が高いことが挙げられます。経営課題の解決という難易度の高い仕事、また先の予想が困難な時代において、クライアント企業の経営陣が納得する提案や課題への解決策を導き出せる人材は、非常に貴重になっています。

また、クライアント企業の存続を左右する重大な意思決定に関わる仕事であり、決められた期間の中で少しでも優れた案を出すという、非常に責任が重く、プロジェクトの単価が高い仕事であることも、その要因のひとつとなっていると言えるでしょう。

 

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2.戦略コンサルの仕事内容と魅力

戦略コンサルとして働く魅力はどんなところにあるのでしょうか。
ここでは、戦略コンサルタントの職位別に仕事の内容と、その魅力をご紹介します。

 

【役職別】戦略コンサルの仕事内容

①アナリスト

戦略コンサルタントとしてのキャリアのスタートポジションとなるのがアナリストです。ミ
ーティングでの議事録作成、先輩コンサルタントに同行してクライアントへのインタビュー、資料の作成なども、アナリストが行います。コンサルタントが仮説を構築・検証していく際には、アナリストが集めた情報をベースに行います。コンサルタントとして自立していくための土台となる知識や仕事の進め方などを学んでいくのがアナリスト期間と言えるでしょう。

 

②コンサルタント

戦略コンサルティングファームが担うプロジェクトの実作業の大半を担当するのがコンサルタントです。
アナリストが集めたデータをもとに、仮説の構築と検証作業を進めながら、適宜軌道修正を行います。

基本的に自分の判断で課題の解決となる提案を進めていくことになる分、自身でプロジェクトをスケジュール通りに進めていくセルフマネジメント能力が重要になります。マネージャーになる前に、多数のプロジェクトを経験し、コンサルタントとしての実務能力を高めていく期間と言えるでしょう。

 

③マネージャー

戦略コンサルティングファームのマネージャーの仕事内容は、「プロジェクト管理」「顧客との折衝」「予算管理」の3つに大きく分けられます。
「プロジェクト管理」とは、プロジェクトを取りまとめ、その進行の最終責任を持つことを意味します。「顧客との折衝」「予算管理」においては、プロジェクトを進める中でのクライアント企業との意見交換、プロジェクトが黒字となるよう予算管理などを行うこともマネージャーの役割です。

 

④プリンシパル

戦略コンサルティングファームのプリンシパルは、大規模プロジェクトのリーダーを務め、所属組織をリードする役割となります。
クライアント企業との関係を継続的に保ち、信頼関係を深めながら、売上や利益、企業価値を向上させていく役割を持ちます。また新規のプロジェクト、ビジネスチャンスの開拓や、組織の人材育成にも責任を持つ立場となります。

 

⑤パートナー

戦略コンサルティングファームのパートナーは、コンサルティングファームの経営を担う役割です。顧客の開拓やプロジェクト受注といった対クライアント向けの仕事のほか、ファーム自体の成長戦略の立案・実行、人材育成といった業務も行うなど、仕事の範囲は多岐に及びます。

 

戦略コンサルタントの魅力

戦略コンサルタントの仕事の魅力はどんなところにあるのでしょうか。
ひとつは「やりがい」です。日々向き合うプロジェクトやクライアントの課題には難易度の高いものが多く、多種多様な領域にまたがる複合的な課題を扱うことも多くなります。そうした課題の解決に向けたプロセスの中で、知的好奇心が満たされ、やりがいや充実感を感じる場面も多くあります。
責任が重く、プレッシャーも高い環境の中の仕事ではありますが、報酬が高いことや、汎用性の高いスキルや能力が身につくことも、戦略コンサルタントとして働く大きな魅力と言えるでしょう。

 

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3.平均年収の高い戦略コンサルの代表的企業

戦略コンサルティングファームにもさまざまな企業があります。大きな区分けとしては、日系ファーム、外資系ファームが挙げられますが、より年収水準が高いのは外資系戦略コンサルティングファームです。

ここでは平均年収の高い戦略コンサルティングファームの代表的企業をご紹介します。

 

マッキンゼー・アンド・カンパニー

米国発、グローバル戦略ファームのトップブランドとして世界で認められる経営コンサルティング会社。アメリカで創設され、世界65カ国に130を越える拠点を持ち、3万人以上が在籍しています。日本では、1971年に東京オフィスが開設され、東京・大阪あわせて約600名が在籍しています。
マッキンゼーの日本法人は、グローバル各拠点との連携が多く、仕事で英語を使用することが多い傾向にあります。戦略コンサルティングファームとして、ほぼすべての業界・業種に対応していますが、特にハイテク産業、金融業、医薬品産業などに強いと言われています。

 

ボストン コンサルティング グループ

米国発、グローバルでトップの戦略コンサルティングファームのひとつ。世界50カ国に100拠点以上を持っています。
グループの中で、日本は世界で二番目にできたオフィスということもあり、グループ内での日本オフィスの歴史が長く、プレゼンスが高いと言われています。日本企業が新規事業戦略などを含めた攻めのプランニングを行うのに適したコンサルティングファームという評判もあります。またDX戦略等含めたデジタル領域に特化したデジタルBCGというチームが社内に立ち上がり、エンジニア、アーキテクト、データサイエンティストといった人材を抱えるデジタル専門部隊もあります。

 

ベイン・アンド・カンパニー

米国・ボストンを本拠地とした世界トップクラスの戦略コンサルティングファームのひとつ。世界38カ国、63拠点を持ち、東京オフィスは1982年に開設されています。外資系戦略コンサルティングファームの中では、働き方や就業環境の点で最もホワイト企業であるとの評判もあります。
また、他のファームと比べて、若手の人材が海外支社に派遣されるケースが多く、海外での経験を積みたいと考える人にはおすすめのファームと言えます。

 

アーサー・D・リトル

米国・ボストンで設立された世界トップクラスの戦略コンサルティングファーム。世界に27拠点を持ち、1500名ほどのスタッフを抱えています。
もともと製造業や技術系のバックグラウンドを持った人材が多く、経営と技術を融合させる戦略・経営コンサルティングファームの先駆的存在。製造業、技術革新、ヘルスケア関連の分野に強みを持っています。

 

4.未経験から戦略コンサルへの転職は可能?

それでは、未経験から戦略コンサルへの転職は可能なのでしょうか

戦略コンサルへの転職は、人気が高く、また募集の数も多くありません。また求められる基礎的能力も非常に高くなっているため、転職の難易度は非常に高いと言えるでしょう。

一方で、自身のポテンシャルを選考や面接でアピールすることができれば、転職できる可能性もあります。具体的にどのような点がアピールポイントになるのか、求められる人物像についてみてみましょう。

 

戦略コンサルに必要な資格

戦略コンサルタントへの転職に必須の資格等はありませんが、最終学歴は大卒以上が条件であることがほとんどで、MBAや博士号を持っていると、選考でより優位になる可能性もあります。さまざまなコンサルティングファームの中でも、特に戦略系のコンサルティングファームは特に学歴を重視する傾向にあります。
また未経験から戦略コンサルに転職する合格者は、第二新卒〜30代前半ぐらいまでの場合が多くなっています。年齢的に若いほど、未経験からの転職可能性は高まる傾向にあります。

 

戦略コンサルに求められる人材の特徴

戦略コンサルに求められる人材の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

①業界トップクラスの企業での勤務経験がある

ひとつは、業界トップクラスの企業での勤務経験がある人材です。その中でも特定の業界や分野に特化した経験があると、そうした専門知識が評価となり選考通過の可能性が高まるケースもあります。

 

②高い論理的思考力がある

高い論理的思考力は戦略コンサルに求められる最も基礎的かつ重要な能力のひとつです。クライアント企業が向き合う課題の課題に向けて、市場環境、競合、自社の強みや弱みなど、客観的な視点に立ったエビデンスを集め、ロジカルに課題を解決するための策を導き出せる論理的思考力は高く評価されます。

 

③タフなメンタルを持つ

経営コンサルが日々向き合う課題は、クライアント企業の将来を決める重要なトピックであることも多く、日々対峙するのはそうした課題に取り組むクライアント企業の経営幹部となる場合がほとんどです。
求められる仕事のスピードや質は非常に高いため、そうした厳しい環境下でもストレス耐性が強く、仕事と自分自身をマネジメントできるタフなメンタルを持ち合わせた人物は戦略コンサルにふさわしいと言えるでしょう。

 

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5.エージェントを活用して年収水準の高い戦略コンサルへの転職を成功させる

戦略コンサルへの転職は難易度が高く、選考通過にあたっては、事前の情報収集、履歴書・職務経歴書の作り込み、ケース面接への対策など、入念な準備が求められます。そうした準備をすべて自分自身で行うのは多くの労力や負担もかかります。

そこでおすすめなのが、転職エージェントの活用です。
タイグロンパートナーズでは、網羅的で効率的な業界情報の提供、履歴書・職務経歴書作成のアドバイスからフェルミ推定などを含めたケース面接の対策まで、戦略コンサル業界での多数の転職支援実績を持ったコンサルタントが、転職成功に向けて伴走させていただきます。

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