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証券会社に転職するコツ|仕事内容と年収、役立つスキル・資格は?

証券会社に転職するコツ|仕事内容と年収、役立つスキル・資格は?

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2024.05.10

証券会社 転職

「証券会社への転職を考えているが、難しいのでは?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
株式相場、投資、資本など日常生活では意識しないワードも多く、転職してうまくやれるのか、産休育休などの福利厚生は充実しているのか、ワークライフバランスは取れるのか、疑問に感じることもたくさんあります。


証券会社とは、資金調達が必要な国や企業などと、資産運用・資産形成を希望する投資家を仲介する会社のことです。
証券会社は資金を証券の形で市場に流通させる役割があります。
投資商品の売買を仲介し、市場情報やアドバイスを提供することで、顧客の投資目標をサポートすることも仕事です。

現在ではリモートワークで行っている業務も多く、勤務地や勤務形態も柔軟になっています。正社員に限らず、契約社員の数も増えてきているため女性にも人気の職種と言えます。
この記事を読むことで、証券会社の役割や業務、平均年収など、転職するに当たり気になる内容が理解できます。

 

結論を言うと、証券会社へ転職するにはコツがあります。
コツを掴んで流れに乗ることで、収入や業務等の壁を乗り越えスムーズに転職することが可能です。

 

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<目次>

1.証券会社に転職するメリット・デメリット
2.証券会社の仕事内容と年収相場
3.証券会社に転職するコツと役立つ資格やスキル
4.証券会社への転職は早期に準備を

 

1.証券会社に転職するメリットデメリット

 

《メリット》

①給与、賞与アップ

証券会社に転職すると、今よりも年収アップが期待できます。多くの証券会社は成果主義であることが多いです。そのため、頑張って成果を出せばその分きちんと評価してもらえます。
評価は、営業成績やプロジェクトの成功に応じて、ボーナスや特別手当として支給されます。
結果として、基本給の他に成果報酬も入ってきます。インセンティブは給与のみでなく、年間休日の増加など働き方の改善にも反映されます。そのため証券会社に転職することで月給が上がる傾向があると言えます。

 

②キャリアアップの機会が多い

証券会社に転職すると、昇進などを含むキャリアアップが期待できます。証券会社は金融に関わる商材を売買するため、経営層への営業を経験することもあります。
そのため、高度なコミュニケーションスキルや金融に関する知識が自然と身に付き、キャリアアップしやすくなるのです。
さらに、証券会社の組織自体が、営業から始まり、アナリストやトレーダー、ディーラーなど、自身の興味や適正に合わせて専門性の高い職種を選択できるので、高収入にも繋がりやすいと言えます。

 

③金融の知識を身に付けやすい

証券会社に転職すると、自然と金融に関する知識を身に付けられます。証券会社は価値が大きい商材を売買する会社です。
そのため、証券等を買ってもらう際に、きちんと商材の説明をしなければなりません。金融商品に関する知識はもちろん、経済知識や株の増減を予測する能力が身につきます。
また、金融の最新情報に触れることが日課となります。業務を通じて身に付けたスキルを自分自身の資産運用に応用できるメリットもあります。
ただし、社内の内部情報を情報が公開される前に漏らして、株券や新株予約券などを売買すると、インサイダー取引となり、法律で罰せられることになるので注意しましょう。

 

《デメリット》

①労働条件が厳しい

証券会社に転職すると、残業が多くなる傾向があります。職種問わず、最新の株式相場のチェックや動向を把握するためです。株式相場は昼夜問わず変動があり、それによって証券会社は売買する商材やサービスを変更する必要が出てきます。
また、営業職の場合は、顧客に合わせたスケジュール設定や商材についての勉強が必須になるため、特に長時間労働になる傾向があると言えます。
結果を出せば、報酬として返ってきやすい分、ついつい頑張りすぎてしまう人も多いようです。

 

②ストレスを受けやすい

証券会社に転職すると、思うような結果が出せないこともあります。このような時にストレスやプレッシャーを感じる人も少なくありません。証券会社の多くは、成果や努力に対しての評価で、報酬などが決まりますが、逆に結果が出せなければ報酬も少なくなります。営業成績など目標達成のプレッシャーもあるため、人によっては耐えきれなくなる場合もあるようです。
また、業界内の競争が激しいので、契約や顧客の取り合いなどの流れも生まれやすく、職場によってはノルマや人間関係に悩む人もいるようです。

 

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2.証券会社の仕事内容と年収相場

証券会社で働くには、専門的な知識やスキルが必要なため、年収も高いと感じている人も多いかもしれません。
ここでは、証券会社に転職した際に考えられる業務の具体的な内容と、年代別の平均年収について見ていきます。

 

【職種別】証券会社の仕事内容

 

営業職

証券会社の営業はリテール営業ホールセール営業に分かれています。

リテール営業は個人投資家が対象です。
提案する商品は主に「株式」「債券」「投資信託」が多くなります。最近では「ファンドラップ」「仕組債」などの複雑な金融商品やサービスを取り扱うこともあります。
そのため、対面営業の場合は、丁寧な対応とお客様との信頼関係の構築、個々に寄り添ったコミュニケーション能力が必須とされています。

ホールセール営業は法人などの団体が対象です。
企業や団体に対して資金調達を提案し、各団体の事業成長を支援します。具体的には、株式上場のための手伝いや、事業拡大のための資金調達などです。
顧客は、経営者や役員など専門知識を豊富に持っている場合がほとんどなので、リテール営業よりもさらに高度な金融知識とコミュニケーション能力が求められます。

 

専門職

*アドバイザー:企業や個人に対し、ビジネス戦略や経営に関する助言を提供する専門家です。

証券アドバイザー、投資アドバイザー、資産運用アドバイザーなどに別れている場合もあり、事業におけるお金に関する悩みを傾聴し、解決策を提案します。

 

*アナリスト:データや情報を分析し、意思決定や問題解決に役立つ情報を提供する専門家です。

多くの場合、調査部という部署に所属し、アナリストが行った市場調査や企業分析等が個人投資家、企業投資家、ファンドマネージャーなどに提供され、資産運用の際の判断材料として活用されます。

 


*ディーラー:株式や債券の売買を行う人のことをディーラーといいます。

ディーラーとは、ディーリングを行う人のことです。ディーリングとは、証券会社などが、自社の資金を株式市場などで運用することを指します。株式だけでなく、債権や為替のディーラーもいてそれぞれが取引を行っています。

 


*トレーダー:証券の売買を仲介する専門家です。

顧客である投資家からの依頼を受けて、その注文内容をディーラーに伝える仲介役ですが、場合によっては直接取引を担うこともあります。また、アナリストなどと連携を取り、金融関連情報を収集して選別し、顧客に提供することで取引を促す役割もあります。

 


*ブローカー:業務委託という形で取引の仲介を行う専門家です。

株式や債券などの有価証券について、投資家から受けた売買注文を流通市場や別の養子かにつなぎ、取引を成立させる業務を担います。

 


*アンダーライター:株式や債券などの有価証券を市場に出す際に、その価値やリスクを評価し、販売する人のことです。

内閣総理大臣から認可を受けた証券会社や金融機関でなければアンダーライター業務を営むことはできません。

 


*セリング:株式や債権を投資家に行う募集や売り出しの業務のことをセリングといいます。

新たに発行される株式、債券などを広く投資家に買ってもらうよう営業します。
アンダーライティングと似ていますが、売れ残った株式や債券を引き取る必要がないことが違いです。

 


バックオフィス

書類作成や顧客対応など、裏方としての一般事務のことです。
具体的には有価証券売買に伴う資金決済業務や約定等のデータ入力業務、証券事務や伝票作成などがあります。

 

*日系証券会社の年収相場

日系証券会社に転職した場合、年収の相場は500万〜1500万円程度です。
業種やこれまでのキャリアによっても違いはありますが、20代では800万円程度、30代では1200万円程度、40代は1500万円程度が年収の平均となっています。
一般的な日系企業に比べると高い年収と言えます。


*外資系証券会社の年収相場

外資系の証券会社に転職した場合、年収の相場は800万~3000万円程度です。日系証券会社より高いと言えます。
年代別に見てみると、20代は1200万円程度、30代は2000万円程度、40代は3000万円程度となっています。
この年収は、医薬品業界とほぼ同等かそれ以上と言えます。IT・通信業界よりも高い数字になっています。

 

 

3.証券会社に転職するコツと役立つ資格やスキル

証券会社に転職するには、コツがあります。様々な業務がある組織だからこそ、入りやすいポジションを狙って、転職することがポイントです。また、転職活動を始める時期や役立つ資格やスキルについて解説します。

 

証券会社に転職するコツ

業界未経験で証券会社に転職する場合、転職活動を早期に開始するといいでしょう。
できれば、20代のうちに転職活動を開始すると、未経験者でもポテンシャル採用の可能性があります。前職から証券会社へ転職する理由や、その証券会社を選んだ志望動機をきちんと整理し、面接時に自分なりの言葉で説明できるようにしておくことが必要です。
可能であれば、社風や社内SEについてリサーチしておくと安心です。転職に向けて準備の時間を十分確保するためにも、早期に転職活動を開始しましょう。

 

【営業職での転職を目指す】

証券会社に転職を考えた際、他の業種よりも営業職での転職を目指した方が、転職しやすいと言えます。
求人サイト等で証券会社のページを見てみると、証券会社は営業職の求人が圧倒的に多いからです。業界全体で見ても、証券会社の営業職は人手不足の傾向にあると言えます。そもそも、証券業界は専門的な金融商品を扱うため、資格がなければ営業活動はできないことになっています。
しかし、研修制度などで資格取得が可能な環境を作っている会社も多いため、資格や業務経験がなくても転職することができます。

 

【転職エージェントを利用する】

転職エージェントとは、転職サイトや転職サービスのことです。
一言で転職エージェントといっても、様々な特徴があります。業種を選ぶ中でも、証券会社に転職するのに適した転職エージェントを利用することが必要です。
一般の求人検索では見つからない、非公開求人を含めた金融業界のハイクラス求人についての情報収集は「タイグロンパートナーズ」がおすすめです。転職支援についての相談にも乗ってもらえるキャリアアドバイザーも在籍しています。

 

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証券会社の転職に役立つスキル・資格

 

【転職に役立つスキル】

証券会社への転職を考えた時に、最低限の知識やスキルがあると自信につながります。

まず、ベースとなるのが金融や経済の知識です。金融や経済の動きは国内外にかかわらず動向が大きいと言えます。国内外の最新の経済の動向を把握しておくとよいでしょう。
また、入手した情報を分析する力も必要となってきます。最新の経済の動向を把握し、どのようなことが予想され、そのためにはどのような金融商品を準備する必要があるかを提案できることで、結果につながり評価を受けやすくなるでしょう。
さらに、その分析から提案までの流れをスピーディーに行い、判断できる力も大切です。また、取引先の特徴や投資目標を長期的な視点で考え、計画する力も求められます。

 

【持っておくと良い資格】

証券外務員:顧客に対して金融商品等を紹介するなど、金融商品の取扱業務を行うことができます。

金融商品の取引では、金額に関わらず投資家保護の視点から適切な専門知識をもった者が法律やルールにしたがって公正な取引を行うことが求められます。証券外務員は日本証券業協会が外務員の質を確保するために試験制度を設け、試験に合格した者に資格として付与しています。


ファイナンシャルプランナー(FP):個人や家族に対し、資産管理や財務計画に関するアドバイスをします。

家計に関わる金融、例えば年金、税制、不動産、住宅ローン、教育資産、年金制度など幅広い知識が必要になります。顧客目標に合った資金計画を立て、サポートするのがファイナンシャルプランナーの仕事です。


AFP認定研修:AFP認定研修とはファイナンシャルプランニングに必要な倫理、コンプライアンスとライフプランニングや金融・保険等6つの専門分野にわたる知識を体系的に学習できるように構成された日本FP協会認定の研修講座です。

 

 

4.証券会社への転職は早期に準備を

証券会社への転職は難しそうに思われがちですが、金融に関する知識を集めたり、営業職からのスタートを希望することで、スムーズな転職が可能になります。また、他業種に比べ、年収も高くなる可能性が大きいため、証券会社への転職を考えているなら挑戦してみる価値は十分あると言えます。
証券会社への転職にあたり転職エージェントであるタイグロンパートナーズを利用しておくと必要な情報が得やすくなります。

 

証券会社への転職の相談はタイグロンパートナーズへ

 

監修コンサルタント


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信藤 啓吾 / Shindo Keigo


担当職域

  • ・投資銀行
  • ・ PEファンド
  • ・ 不動産
  • ・ VC

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