ノースサンドは設立からわずか10年で売上高164億円を達成し、2025年11月には東証グロース市場への上場も果たしたITコンサルティングファームです。急成長の裏で「やばい」「ブラックでは」といった情報も散見されますが、その多くは断片的な情報にもとづくイメージにすぎません。実際にはエンゲージメントの高さや離職率の低さが示す通り、同社の社員満足度は高く、転職する上でも多くの魅力メリットがあります。
本記事では同社の評判の真相、向いている人の特徴などを詳しく解説します。
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ノースサンドの会社概要
ノースサンドは、2015年に設立されたITコンサルティングファームです。「世界をデザインする」をビジョンに掲げ、ITを軸としたコンサルティングサービスを幅広い業界に提供しています。
| 設立年 |
2015年 |
| 所在地 |
〒104-0061
東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー7F |
| 代表者 |
代表取締役社長 前田 知紘 |
| 資本金 |
47億1,700万円 |
| 売上高 |
約164億円(2025年1月期) |
| 従業員数 |
1,646名(2025年10月末時点) |
出典:株式会社ノースサンド|会社概要
出典:株式会社ノースサンド|新規上場申請のための有価証券報告書
関連記事:ノースサンドはどのような会社?将来性・年収・働き方を徹底解説
ノースサンドの評判を検証|「やばい」と言われる理由とは
ノースサンドが「やばい」と言われる理由について、口コミや評判をもとに解説します。
専門性が身につきにくい
ノースサンドのプロジェクトはIT導入支援やPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)といった「実行支援」が中心であり、戦略策定フェーズから携わる案件は限定的です。
さらに、同社はコンサルタントを特定の業界やサービスラインに固定しない「ワンプール制」を採用しています。幅広い業界・テーマの案件にアサインされるため、多様な経験を積める反面、特定領域の専門性を深めにくい側面があります。
しかし、複数の業界やテーマを横断的に経験することで、汎用性の高いコンサルティングスキルが身につき、結果として市場価値を高められるケースもあります。
幅広い領域で柔軟に活躍できるゼネラリストを目指す方にとっては、成長環境として適しているでしょう。
評価基準が不透明に感じられる場合がある
OpenWorkなどの口コミサイトの情報によると、評価基準の明確さについて疑問を呈する声が挙がっています。急成長に伴い組織規模が拡大するなかで、評価制度や人事制度の整備が追いついていない可能性は否定できません。
しかし、同社は決して評価制度の整備を怠っているわけではありません。実際に、同社はエンゲージメントスコアの高い企業が表彰される「ベストモチベーションカンパニーアワード2025」を受賞しており、社員のモチベーション維持に取り組んでいる姿勢がうかがえます。
出典:株式会社ノースサンド|「ベストモチベーションカンパニーアワード2025」中堅企業部門で1位を獲得
研修制度が十分に整っていない
急速な人員拡大により、大手コンサルティングファームと比較すると研修制度が十分に整っていないという声もあります。同社ではOJTが中心となるため、自走力や主体的な学習姿勢が求められるのは事実です。
しかし、これはノースサンドに限った話ではありません。コンサルティング業界ではOJTが育成の基本であり、自ら課題を設定して学び続ける自走力はどのファームでも必要な素養です。
また、同社は教育体制の強化にも継続的に取り組んでいます。資格取得補助制度やNSライブラリー(書籍貸出制度)、クエスト制度(社内業務への公募制度)など、コンサルタントのキャリアアップにつながる制度が整備されつつあります。
ワークライフバランスが取りにくい
ノースサンドでは、プロジェクトの繁忙期やシステムリリース直前には残業時間が増加し、ワークライフバランスの確保が難しくなる局面があるとされています。クライアントの都合による急な仕様変更や、少人数で複数のタスクを並行して進める必要がある場面では、スケジュールがタイトになることも少なくありません。
しかし、同社の公式サイトで公表されている平均残業時間は月約20時間で、コンサルティング業界においては一般的な水準と言えます。プロジェクトや個人の働き方によってばらつきはあるものの、過度な長時間労働が常態化しているわけではありません。
大手コンサルティングファームに比べると年収が低い
ノースサンドの平均年収は685万円(平均年齢31.7歳)です。日本の給与所得者全体の平均給与(478万円)と比較すれば高水準であることは間違いありませんが、外資系コンサルティングファームや大手総合コンサルティングファームと比較すると、見劣りする可能性があります。
出典:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査
出典:ベイカレント|2025年2月期 有価証券報告書
出典:株式会社ノースサンド|新規上場申請のための有価証券報告書
しかし、平均年収が相対的に低いのは、若手社員の占める割合が多いことが大きな要因です。役職が上がるにつれて報酬水準は大手コンサルティングファーム(BIG4、ベイカレントなど)に近づくため、平均値のみで報酬体系を評価するのは適切ではないでしょう。
なお、過去にはノースサンドの人事担当者が「給与や待遇で会社を選ぶ人と働きたくない」とSNS上で発言し、批判を集めた経緯があります。年収水準への不満と相まって「やばい」という印象を強める一因となったようです。
「体育会系」とも評されるユニークな社風に戸惑う人がいる
ノースサンドは「8RULES」と呼ばれる、独自の行動指針を掲げています。
- スピードで圧倒しよう
- 情熱がなければ意味がない
- 想像力と思いやりを持つ
- 迷わずチャレンジしよう
- 感謝・尊敬・謙遜
- 圧倒的な努力で驚かす
- 論理×感情で人を動かす
- 絆を深めよう
出典:株式会社ノースサンド|フィロソフィー
同社は採用においても「愛嬌・素直さ・しつこさ」といった人間力を評価基準に挙げており、情熱や絆といった価値観を重視する社風は、合理性・効率性を重んじる傾向のある一般的なコンサルティングファームとは一線を画します。
そのため、チームでの一体感やウェットな人間関係を好む人にはフィットしやすい一方で、ドライでロジカルな環境を求める人は、戸惑いを感じる場面があるかもしれません。このユニークな社風が、「やばい」という評判の一因となっている可能性があります。
ノースサンドの6つの魅力とは?
「やばい」という評判の一方で、ノースサンドには多くの魅力があることを解説します。
①驚異的なスピードで事業が拡大している
ノースサンドは2015年の設立からわずか10年で売上高164億円(2025年1月期)を達成し、2026年1月期には250億円への到達を見込んでいます。2025年11月には東証グロース市場への上場も果たし、時価総額は700億円を超える大型上場となりました。
出典:株式会社ノースサンド|2026年1月期第3四半期 決算説明会資料
成長フェーズにある企業では、組織拡大に伴って新たなポジションが次々と生まれます。早期にマネジメント経験を積む機会や、事業の仕組みづくりに携わる機会が豊富にあるため、将来的な報酬アップやキャリアの選択肢の拡大が期待できる環境です。
②社員の定着率が高い
ノースサンドの離職率は6.6%で、5年連続10%以下を維持しています。全産業の平均離職率は14.2%であり、同社の定着率の高さは際立っていると言えるでしょう。
出典:株式会社ノースサンド|新規上場申請のための有価証券報告書
出典:厚生労働省|令和6年 雇用動向調査結果の概要
高い定着率を支えているのが、コンサルタントに寄り添うフォロー体制です。育成チームやフォローアップチームが組織的に配置されており、プロジェクト上の悩みやキャリアに関する相談に対応する仕組みが整っています。経営層との距離が近く、風通しのよいコミュニケーションが取れる点も、社員の満足度向上につながっています。
③年齢に関係なくチャンスが与えられる
ノースサンドには「チャレンジを推奨し、失敗してもフォローアップする」という文化が根づいています。
年次や社歴に関わらず、意欲と実力があれば責任あるポジションを任せる社風があり、若手の裁量の大きさを評価する声は少なくありません。
④営業部門が分離されておりコンサルティングに集中できる
一般的なコンサルティングファームでは、コンサルタント自身がプロジェクトのデリバリーと並行して、新規案件獲得のための営業活動を担うケースがほとんどです。特に上位の役職になるほど、営業目標に対する責任は大きくなります。
一方、ノースサンドでは、案件獲得を専門に行う「営業」と、プロジェクトの実行を担う「コンサルタント」の役割が明確に分かれています。この分業体制により、コンサルタントはクライアントへの価値提供に集中することが可能です。高品質なサービス提供がクライアントからの信頼獲得につながり、さらなる事業拡大を生むという好循環を生み出しています。
⑤人間力重視の選考で未経験者を積極的に採用している
ノースサンドは「スキルよりも人にフォーカスしたコンサルティング」を標榜しており、採用においても候補者のポテンシャルや人間性を重視する傾向があります。同社が採用基準として掲げる「愛嬌・素直さ・しつこさ」という言葉は、このカルチャーマッチ採用を象徴するものです。
同社はコンサルティング未経験者を積極的に採用しており、コンサルティング業界以外からの応募割合は92.4%にものぼります。
出典:株式会社ノースサンド|新規上場申請のための有価証券報告書
中途採用数の推移を見ると、同社の採用意欲の高さがわかります。
| 決算期 |
中途採用数 |
| 2023年1月期 |
124名 |
| 2024年1月期 |
336名 |
| 2025年1月期 |
367名 |
2025年1月期の社員数は940名ですが、2026年1月期には1,400名、2028年1月期までに2,000名以上の体制を目指す計画です。
ただし、門戸が広いからといって転職難易度が低いわけではありません。2025年1月期の採用実績に関しては、16,445名の応募に対し採用数は434名と、採用倍率は約38倍に達しています(新卒・中途合計)。
出典:株式会社ノースサンド|2026年1月期第3四半期 決算説明会資料
⑥福利厚生が充実している
社員が安心して長く働ける環境を提供するため、ノースサンドは福利厚生制度の充実にも力を入れています。法定福利厚生はもちろんのこと、同社独自のユニークな制度も多数用意されています。
| カテゴリ |
福利厚生の内容 |
| 休暇制度 |
法定休暇、リフレッシュ休暇、バースデー休暇、ウェルネス休暇 |
| 住まい・生活サポート |
住宅仲介手数料補助制度、ランドセル贈呈制度 |
| 成長・キャリア支援 |
資格取得補助制度、海外留学制度、NSライブラリー |
| 社内コミュニケーション |
NS Awards、リファラル制度、スポレク制度 |
| 資産形成 |
企業型確定拠出年金、持株会 |
| その他 |
三大疾病罹患時の保険、慶弔見舞金 |
出典:株式会社ノースサンド|採用情報
出典:株式会社ノースサンド|コンサルタント休日 1Day選考会【キャリア採用】【東京/大阪/福岡】
ノースサンドに向いていない人の特徴
ノースサンドへの転職が適さない可能性がある人の特徴は以下の通りです。
- 特定領域の専門性を深めたい人
- 上流工程中心に携わりたい人
- 手厚い研修制度を期待する人
- 年収を最優先に考える人
上記の特徴が当てはまる場合、業界・機能別にプラクティスが分かれた大手総合コンサルティングファームや、戦略案件を主軸とする戦略系コンサルティングファームの方がマッチする可能性があります。
ノースサンドに向いている人の特徴
ノースサンドへの転職が適している人の特徴は以下の通りです。
- 成長企業でスピード感を持って働きたい人
- 会社の成長と自己成長をリンクさせて楽しめる人
- 幅広い業界・テーマのプロジェクトを経験したい人
- チームの一体感を重視し、仲間と協力して目標を達成したい人
- SI、事業会社などでのIT領域に関する経験がある人
コンサルティング未経験であっても、上記の特徴に当てはまる方であれば、同社で活躍できる可能性は十分あります。
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