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シンクタンクに転職するには?年収相場とメリット・注意点、面接対策

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2024.05.08

シンクタンク 転職

シンクタンクは「頭脳集団」などとも呼ばれ、官公庁や自治体、業界団体などを顧客に国内外の政治や経済、社会問題などについて高度な専門分野を活かして調査、研究、政策立案、提言を行います。昨今、国際社会を取り巻く環境の変化は著しく、そうした環境下でシンクタンクの果たす役割は大きくなっていると言えるでしょう。今回の記事では、シンクタンクが具体的にどんなことを行う組織なのか、また仕事の内容や、年収相場、シンクタンクに転職するメリットデメリットなどをご紹介します。

 

<目次>
1.シンクタンクの基礎知識
2.シンクタンクの年収の相場
3.シンクタンクに転職するメリットと注意点
4.シンクタンクへの転職を成功させるには?
5.シンクタンクへの転職はプロへの相談がおすすめ

 

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1.シンクタンクの基礎知識

それでは、まずはシンクタンクについての基礎知識として、シンクタンクがどんな組織なのかについて詳しくみていきましょう。

 

①シンクタンクとは?

シンクタンクとは、政策提言や研究活動を行う機関です。官公庁や自治体、業界団体などを顧客に国内外の政治や経済、社会問題などについて高度な専門分野を活かして調査、研究、政策立案、提言を行います。またそうした研究や調査の結果をもとに、情報の発表や、課題に対する解決策の提示等も行います。

 

②シンクタンクの分類

シンクタンクの分類としては、主に政府系シンクタンクと、民間系シンクタンクに分けられます。
政府系シンクタンクは、主に官公庁などによって発足され、政策に関する調査や提言などを行うことが多くなります。政府系シンクタンクの例としては、経済社会総合研究所(内閣府)、防衛研究所(防衛省)などが挙げられます。
また、民間系シンクタンクは、民間企業、特に金融系の企業のグループ会社として発足していることが多く、より政府系シンクタンクよりも幅広い調査や提言などを行います。民間系シンクタンクの例としては、日本総合研究所、みずほリサーチ&テクノロジーズ(旧みずほ総合研究所)、三菱UFJリサーチ&コンサルティングといったメガバンク系のほか、野村総合研究所、大和総研といった証券系などが挙げられます。

 

③シンクタンクとコンサルティングファーム(コンサル)の違い

シンクタンクとコンサルティングファームではどのように役割が違うのかと疑問に思われる方も多いかもしれません。一般的に、シンクタンクは専門分野の調査・研究・分析を行うことが主な目的で、情報の提供や提言を行います。それに対して、コンサルティングファームは、クライアント企業の経営課題に対する解決の手助けが主な目的となります。クライアント企業が抱える課題に対する解決策を提供し、戦略立案や実行支援を行い、また計画実行の具体的なサポートまで行うことも多くあります。近年では、コンサルティングサービスをメイン業務として行うシンクタンクも増えてきています。

 

 

2.シンクタンクの年収の相場

それでは、シンクタンクの年収相場はどうなっているのでしょうか。具体的にみていきましょう。

 

シンクタンクの年収相場

シンクタンクの年収相場は、民間系の大手シンクタンクであれば、約600〜1000万円となっています。国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査による給与所得者の平均年収は458万円であることと比較をすると、シンクタンクの年収相場は非常に高いといえます。

 

シンクタンクの年齢別平均年収

シンクタンクの年齢別の平均年収は、20代であれば500万円台、中でも男性の平均年収が600万円台に対して、女性の平均年収は400万円台となっております。30代の場合は700万円代が平均的な水準となっており、男性の平均年収が700万円台であるのに対して、女性の平均年収は500万円台となっています。男女の平均年収の差は、女性の場合サポート職や事務職に就いている人たちが一定数いることが背景となっていると考えられます。

 

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3.シンクタンクに転職するメリットと注意点

それでは、シンクタンクに転職するメリット、そして注意点はどのような点にあるのでしょうか。

 

シンクタンクに転職するメリット

シンクタンクに転職するメリットとして第一に挙げられるのは、社会の問題の解決に貢献できるという点です。世の中にあるさまざまな課題の解決に向けた調査や分析、コンサルティング等を行うという点で、スケールの大きなトピックへ関わる機会も大きく、やりがいを実感できる場面も多くあると言えます。

また仕事を通じて、最先端の情報に触れたり、市場調査・分析、コンサルティングなどの高い専門的なスキルを身につけることができます。

働く環境として、市場の景気に左右されにくく安定性が高いこと、また平均的な年収相場よりも高い報酬を期待できるということも大きなメリットと言えるでしょう。

 

シンクタンクに転職する際の注意点

シンクタンクに転職する際の注意点として、所属する企業や担当するプロジェクトによっては労働時間が長かったり、業務量が多くなるケースもあります。事前に仕事の仕方や働き方などはよく確認をすることが求められます。

また前述の通り、最先端の情報に触れたり、市場調査・分析、コンサルティングなどの高い専門的なスキルが求められる環境のため、常に継続的な情報収集や知識向上に向けて自己研鑽を続ける姿勢が求められます。

 

 

4.シンクタンクへの転職を成功させるには?

それでは、シンクタンクへの転職を成功させるにはどのような点に留意したらよいのでしょうか。ここでは、シンクタンクで求められるスキルと、シンクタンクへの転職を成功させるポイントについて具体的にお伝えします。

 

①シンクタンクで求められるスキル

シンクタンクでは、担当する専門領域に関する幅広い知識や経験が求められます。また、課題に対して調査や研究結果をもとに適切な解決策を提示するための論理的思考力や、クライアントへ発表や提言を行うためのプレゼンテーション能力も求められます。メンバーやクライアントと円滑にプロジェクトを進めることができるコミュニケーション能力を持ち合わせていることも重要なポイントです。

 

②シンクタンクへの転職を成功させるポイント

情報収集

シンクタンクへの転職を成功させるにあたって、まずは情報収集を行うことが重要です。業界や応募希望の情報を収集、分析しながら、どのような人材が求められているのかを把握しましょう。情報収集にあたっては、シンクタンクでの転職支援実績のある転職エージェントに情報を求めるのも非常に効果的です。

 

応募書類対策

シンクタンクへの転職を成功させるにあたっては、応募書類をしっかりと整え準備することも非常に重要です。応募書類の作成にあたっては、自己分析を行い、自身のスキルや経験を客観的に整理しましょう。その上で、業界の特徴や応募先企業のビジョンやミッションを研究しながら、自分がどのように貢献できるかを明確にする必要があります。業界や転職、応募書類対策に詳しい人のアドバイスや添削を受けることもおすすめです。

 

面接対策

シンクタンクへの転職を成功させるにあたっては、志望動機や自己PR、今後のキャリアプランを問われるだけではなく、ケース面接やフェルミ推定が実施されることもあります。ケース面接とは、実際に仕事の場で想定される題材をもとにした質問への回答が求められるもので、ケーススタディとも呼ばれます。またフェルミ推定とは、具体的なデータや情報が不足している状況でも、既知の情報や論理的思考をもとに、問題への回答をおおまかに推定する手法を指します。シンクタンクへの転職支援実績が豊富なエージェントであれば、そうしたケース面接やフェルミ推定の対策をサポートしてもらえるケースもあります。

 

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5.シンクタンクへの転職はプロへの相談がおすすめ

いかがでしたでしょうか。
シンクタンクへの転職をご検討中の方に向けた網羅的な情報をご案内させていただきましたが、ひとつ強調すべき点を挙げるとすれば、シンクタンクへの転職は難易度が高いということです。中途採用の募集人数も少なく、競争率も非常に高い業界です。

そういった点においても、シンクタンクへの転職は、同業界で実績が豊富な転職エージェントの活用がおすすめです。
タイグロンパートナーズでは、シンクタンクへの転職ご支援実績があり、積極的なご支援を行っております。シンクタンクへのご転職をご検討の方は、ぜひ一度お気軽にご相談をお寄せください。

 

シンクタンクへの転職の相談はタイグロンパートナーズへ

監修コンサルタント


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新山 雄俊 / Niiyama Takayoshi


担当職域

  • ・コンサルティングファーム
  • ・ SIer
  • ・ 製造業
  • ・ エネルギー
  • ・ ポストコンサル

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