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コンサルタントへの転職に役立つ資格は?主な資格・学位の具体例

  転職活動において、資格は自身のスキルや知識を証明するアピールポイントになります。コンサルタント(以下、コンサル)への転職を目指しており、資格取得に興味を持っている方も少なくないでしょう。また、資格が本当に転職で役立つのかどうか懸念している方がいるかもしれません。 この記事では、コンサルへの転職で資格が役に立つのかどうかや、取得を検討していただきたい代表的な資格について解説します。    

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<目次> 1.そもそもコンサルタントに資格は必須? 2.コンサル転職に役立つ資格・学位 3.コンサルへの転職では資格で他の応募者との差別化を図ろう    

1.そもそもコンサルタントに資格は必須?

コンサルは、資格がなければできない仕事ではありません。特定の資格がなくても、コンサルを名乗ることはできます。弁護士、行政書士、社会保険労務士などと異なり士業ではないため、必須となる国家資格や民間資格はありません。一方で、いくつかの資格はコンサルへの転職活動で有利に働くことがあります。応募先の企業に合わせ、関連する資格取得を目指すのがおすすめです。 ただし、コンサル未経験の場合は、転職の際には資格よりも、以下のようなスキルを持つことが求められます。 まず、ロジカルシンキングが挙げられます。コンサルには問題を明確に定義し、論理的に分析する能力が不可欠です。この能力により、複雑なビジネス課題に対する実行可能な解決策を提案できます。 タフさや忍耐力も重要です。コンサルティングは、常にクライアントの期待に応える必要がある業務であり、ストレス耐性が求められます。強い心構えと忍耐力は、困難なプロジェクトを乗り越えるために欠かせません。 さらに、コミュニケーション能力は必須です。クライアントやチームメンバーとの効果的なコミュニケーションはプロジェクトの成功に直結します。意見をわかりやすく伝え、相手の考えを理解することで、信頼関係が構築されます。 未経験からコンサルへの転職を目指す場合は資格にこだわらず、これまで培ったこうしたスキルについてアピールすることをおすすめします。    

2.コンサル転職に役立つ資格・学位

転職先として志望しているコンサルの業務領域につながる資格・学位を選ぶと、転職で有利に働く可能性があります。以下では、コンサルに転職する際に役立つ資格・学位の代表例を紹介します。  

【ビジネス系の資格や学位】

ビジネス系の資格や学位を取得しておくと、コンサルへの転職で評価されやすくなります。特にMBA(経営学修士)、中小企業診断士、CIA(公認内部監査人)が人気です。  

■ MBA(経営学修士)

経営やマネジメントに関する専門知識を証明する学位です。MBAを取得するためには、通常、学士号を持っていることが前提となります。その後、ビジネススクールへの入学試験(GMATやGREなど)を経て、約1年から2年のプログラムを修了する必要があります。多くのプログラムでは、実務経験が求められます。 本資格は経営やマネジメントの高度なスキルを証明するため、コンサルとしての転職において非常に有利です。特に戦略系コンサルティングファームでは、MBAホルダーが多く在籍しているため、同じ環境で学んだ仲間として評価される傾向があります。また、MBAプログラムで得た実務的な知識やケーススタディの経験は、コンサルとしての業務に直結するため、組織のなかで即戦力として期待されます。  

中小企業診断士

日本の中小企業向けに経営改善や経営戦略の提案を行う専門家の資格です。中小企業診断士の資格を取得するためには、一次試験(筆記)と二次試験(口述)からなる試験に合格する必要があります。合格後、実務経験を満たす必要があり、その後、登録を経て正式に資格取得となります。 本資格は、特に中小企業を対象としたコンサル職において有利に働きます。この資格を持つことで、企業の現状分析や戦略策定に関する専門的な知識を示すことができ、クライアントに対して信頼性を高める要素となります。また、資格取得に伴う学びや経験は、実際のコンサル業務でも大いに役立つでしょう。  

CIA(公認内部監査人)

内部監査の専門家としての知識とスキルを証明する国際的な資格です。CIA資格を取得するためには、試験を受験し、合格する必要があります。試験は3つのパートに分かれており、内部監査の基本的な概念から、実務に至るまで幅広い知識を問われます。 本資格は、特にリスク管理や内部統制に関わるコンサル職において非常に高く評価されている資格です。監査やリスク管理に関する専門知識をクライアントに提供できる証明となり、信頼性を高められます。また、内部監査に関する知識は、クライアントのビジネスプロセスの改善や効率化にも直結するため、コンサルとしてのアピールポイントとなります。  

【士業系の資格】

コンサルへの転職では、以下のような士業系の資格も安定して評価されています。  

公認会計士

財務諸表の監査、税務、コンサルティング業務を行う専門家です。日本では、試験は一次と二次で構成されています。二次試験に合格後、実務経験を積むことで資格が取得できます。 本資格は、財務や会計の専門知識を証明するため、特に財務コンサルとしてのキャリアに有利です。企業の財務分析やコスト削減の提案において、大いに役立ちます。また、企業からの信頼が厚いため、クライアントとの関係構築にもプラスに働きます。  

USCPA(米国公認会計士)

アメリカ合衆国で認められる会計士の資格です。各州の公認会計士委員会によって試験が実施されています。資格取得には、試験通過後、さらに実務経験が求められます。 本資格は、国際的なビジネス環境で特に強みを発揮します。多国籍企業における会計や財務コンサルとして、国際的な視点での分析や提案が可能です。また、グローバルなビジネス慣行に精通していることが評価され、コンサルとしてのキャリアアップにつながります。    

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【金融・経理系の資格】

コンサルへの転職では、以下のような金融・経理系の資格も武器となります。  

証券アナリスト

株式や債券などの金融商品を分析し、投資判断を行う専門家です。特定の試験に合格すると取得できます。日本では、証券アナリスト協会が実施する「証券アナリスト試験」があります。 本資格は、金融市場や企業の価値評価に関する深い知識を持つことを証明します。コンサルには、企業の財務状況や市場分析を基にした戦略的アドバイスが求められるため、証券アナリストのバックグラウンドは非常に役立ちます。  

簿記

企業の経済活動を記録し、財務状況を把握するための技術です。簿記資格を取得するためには、簿記検定試験を受験する必要があります。三級から一級まであり、認定試験は年に数回行われています。 本資格は、企業の財務状況を理解し、効果的な経営アドバイスを提供するために不可欠です。経営コンサルとして、クライアントの経営改善やコスト削減に寄与するために、簿記スキルは非常に役立ちます。

【IT系の資格】

以下のようなIT系の資格を取得するのもおすすめです。  

ITストラテジスト

システム化計画の戦略家としてのスキルを証明する資格です。 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している学科試験に合格することで、ITストラテジストとしての資格を得られます。試験は年に一度行われ、筆記試験と口述試験が含まれます。 本資格は、企業のIT戦略を策定する上での信頼性を高めます。クライアントのビジネス戦略とIT戦略を統合する提案ができるため、特に経営コンサルティングの領域で価値を発揮します。  

プロジェクトマネージャ

プロジェクトの計画、実行、管理に必要な知識とスキルを評価する試験です。IPAによって実施されており、受験者は合格することでプロジェクトマネージャとしての資格を得られます。 本資格は、プロジェクトの計画や進行管理を行う際に非常に有効です。コンサルとして、クライアントのプロジェクトを効果的に管理し、リスクを最小限に抑えながら目標を達成するためのスキルを示すことができます。  

ITサービスマネージャ

ITサービスの設計、提供、運用に関する知識とスキルを評価する試験です。資格を得るためには、IPAが実施する試験に合格する必要があります。 本資格は、ITサービスの品質向上や効率的な運用を実現するための専門知識を提供できる証明となります。  

PMP(Project Management Professional)

プロジェクトマネジメントの国際的な資格です。取得するには、一定のプロジェクトマネジメント経験と教育を受けた後、試験に合格する必要があります。 本資格は、プロジェクトマネジメントにおける国際的なスタンダードを示すものです。コンサルとして、複雑なプロジェクトに内応し、効率的に管理する能力を証明できます。  

【語学系のスコア・資格】

近年のコンサルティング業界では、以下のような語学系のスコア・資格も人気です。  

TOEIC(Test of English for International Communication)

TOEIC(Test of English for International Communication)は、国際的なビジネス環境での英語のコミュニケーション能力を測るための試験です。試験は公式の試験機関が定期的に実施しています。 TOEICのスコアは、国際的なビジネス環境で働くための英語力を示す重要な指標となります。コンサルとしてクライアントとコミュニケーションを取る際、英語での理解力や表現力が求められるため、高得点を持つことは大きなアドバンテージとなります。また、多国籍企業でのプロジェクトに参加する際にも、TOEICスコアは評価されやすいです。  

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語が母国語でない人を対象とした試験で、主に学術的な環境における英語能力を測定します。TOEFL試験は、年間に複数回実施されています。 TOEFLは、特に国際的なビジネスやアカデミックな環境での英語力を示すため、コンサルとしてのキャリアにおいて非常に重要です。特に海外のクライアントとのミーティングやプレゼンテーションを行う際はコミュニケーションをサポートする英語能力が求められるため、TOEFLの高スコアは大きな武器となります。  

英検(実用英語技能検定)

英検は(実用英語技能検定)、日本で広く認知されている英語の検定試験で、実用的な英語能力を評価します。年に数回、指定された試験会場で実施されます。 英検の資格は、実用的な英語スキルを証明するものであり、特に日本国内での信頼性が高いといえます。コンサルとして、英語を用いた報告書やプレゼンテーションを行う際に、英検の資格を持つことでクライアントからの信頼を得やすくなります。また、ビジネス英語に特化した知識やスキルを示すことで、国際的なビジネスシーンでも活躍できる可能性が広がります。  

3.コンサルへの転職では資格で他の応募者との差別化を図ろう

コンサルへの転職において資格は必須ではないものの、有利に働きます。特に、難易度の高い国家試験などは他の求職者との差別化につながります。無理のない範囲で資格取得を目指しましょう。 どの資格を取れば良いのかわからない場合は、転職支援サービスのエージェントから助言を受けるのがおすすめです。タイグロンパートナーズでは、コンサルへの転職に役立つに資格についてアドバイスを提供しています。ぜひご相談ください。    

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この記事の監修

上田 浩彰

Hiroaki Ueta


【担当領域】 ・コンサルティングファーム ・DX・IT・セキュリティ ・ポストコンサル 【経歴】 大阪大学薬学部卒業。フリーランスを経て、大手IT系商社、大手組織開発・人材育成コンサルティングファームに勤務後、大手人材紹介会社でコンサルティング領域を担当し、当社入社。コンサルティングファームを中心に、未経験者様から経験者様まで、そして、全職階(Consultant~Partner)に対応し、年齢層も問わず幅広くご支援。特に戦略、DX/IT、ESG、人事領域を得意とする。またポストコンサルや事業会社(DX/IT、ESG)へのご支援実績も多数。 【自己紹介】 自身の「コンサルティングファーム在籍経験×採用経験」による転職支援が私の強みです。コンサルティングファームでの実体験にもとづくご支援や、採用に直接携わっていた観点からアドバイスさせていただきます。 様々な転職エージェントで「求人企業とのリレーション」や「手厚いサポート」といったアピールをよく耳にしますが、どこも違いが分かりにくいと感じています。そのような中、私は実績として、ご支援後の転職希望者様のご紹介率50%以上、未経験の方の大手コンサルファーム内定率60%以上(業界平均3%)など、明確な数値で残しております。 ただ、転職はあくまで選択肢の1つであり、転職ありきでお話しするつもりはなく、転職されない場合も、中長期的なお付き合いとなることもございます。また、ご支援する場合には、単なる求人票のご案内ではなく、実現したいキャリアプランからの逆算し、かつ、市況を踏まえた最適な選択肢のご提案、そしてフォローをさせていただきます。 まずは情報収集だけでも結構ですので、ぜひお気軽にご相談ください。  

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