野村総合研究所(以下、NRI)は、業務負荷の高さや独自の組織体制などから「やばい」「転職するのは避けた方がいい」と言われることが少なくありません。
一方で、平均年収約1,322万円(2025年3月期)という業界トップクラスの報酬水準や定着率の高さ、多様な経験を積める成長環境など、多くの魅力を有するコンサルティングファームでもあります。
本記事では、NRIが「やばい」と言われる4つの理由を掘り下げた上で、転職市場で高い人気を誇る同社の魅力やマッチする人材像などを詳しく解説します。
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野村総合研究所(NRI)が「やばい」と言われる4つの理由
NRIが「やばい」と言われる背景には、コンサルティング業界特有の厳しさに加え、独自のカルチャーがあります。
①上司やクライアントからのプレッシャーが辛い
NRIのコンサルタントは、クライアント企業の経営層が抱える難易度の高い課題解決を支援する役割を担います。高額なコンサルティングフィーを支払っているクライアントの期待値は高く、提出する成果物には一切の妥協が許されません。短期間で実効性のある解決策を導き出す必要があるため、プロジェクト期間中は常に緊張感が伴います。
また、クライアントの期待に応えるために上司から厳しいフィードバックが行われることも少なくありません。資料の構成や表現まで細かく指摘されることもあり「詰める文化がある」とされています。リソースが限られる中で高品質なアウトプットを継続して求められるため、心理的な負担を感じる場面もあるでしょう。
なお、クライアントからの高い期待や上司からの厳しい指導によるプレッシャーは、NRIに限った話ではありません。コンサルティング業務の特性上、どのコンサルティングファームにおいても一定の厳しさが伴う点は認識しておく必要があります。
②激務でワークライフバランスが取りにくい
NRIには、複数のプロジェクトに同時にアサインされる「マルチアサイン」の文化があります。複数プロジェクトの繁忙期が重なると、一時的に労働時間が増加するため、ワークライフバランスの確保が難しいと感じる人もいます。
ただし、同社のキャリア採用メディアによると、月あたり平均残業時間は6.5時間(2024年度実績)です。テレワークやフレックスタイム制も導入されており、年次有給休暇取得率は69.2%(2024年度実績)と、社員が自律的に働き方を調整できる環境が整備されています。
なお、プロジェクトの内容やフェーズによって業務量が変動するのは、コンサルティング業務全般に共通する特徴です。NRIにおいても繁忙期が過ぎれば安定した働き方に戻るケースが多く、「常に激務が続く」という認識は実態と乖離していると言えます。
出典:野村総合研究所 キャリア採用メディア|数字で見る – NRI career
③中途入社は評価面で不利になりやすい
NRIは新卒採用が中心で、2025年3月期の中途採用比率は約25.8%です。そのため、中途入社者は既存の人間関係や社内ルールに馴染むまでに時間がかかり、評価やフォローの面で不利に感じる場面もあるでしょう。
一方で、年下の上司や新卒プロパーの同僚からのフィードバックを素直に受け入れ、成長につなげられる人であれば、中途入社であってもキャリアアップを狙うことは可能です。実際に、管理職に占めるキャリア入社社員の割合は24.7%(2024年度実績)となっており、中途入社者が一定数活躍していることがわかります。
出典:野村総合研究所(NRI)|ダイバーシティ&インクルージョン
④部門間の壁を感じやすい
NRIの組織は、インダストリーとソリューションによって細かく部門が分かれているのが特徴です。専門性を高めやすいという利点がある反面、部門間の壁が厚く、連携が取りにくい、あるいは異動が難しいと感じる場面があるようです。特に、コンサルティング部門とITソリューション部門をまたぐような大規模な組織改編は少なく、一度配属された部署から他の事業領域へ移ることは容易ではないとされています。幅広い領域のプロジェクトを経験したい人にとっては、キャリアの選択肢が少ないと感じる場面があるかもしれません。
ただし、NRIには社内公募制度も存在するため、自らの意思と努力次第で、希望する事業部門へキャリアチェンジするチャンスはあります。
勝ち組?野村総合研究所(NRI)6つの魅力
NRIが転職市場で高い人気を誇る理由を解説します。
①徹底した現場主義|若手が多様な変革をリード
NRIのコンサルティングは、机上の戦略立案にとどまらず「現場で顧客と向き合い、実行まで伴走する」スタイルを徹底しています。クライアント企業の経営層と直接対話し、大規模なプロジェクトをリードする経験を通じて、事業会社では得難い経営視点や高度なコミュニケーション能力が身につくでしょう。
また、若いうちから責任と裁量の大きな役割を任される環境が整っている点もNRIの大きな特徴です。同社のキャリア採用メディアによると、20代でプロジェクトリーダーを経験するケースが多く、開発プロジェクトにおいてもPM・事業責任者の約30%を20代〜30代前半が占めています。
出典:野村総合研究所 キャリア採用メディア|成長の機会と支援 – NRI career
関連記事:野村総研(NRI)とは?事業内容・社風・働き方・年収を徹底解説
②市場価値の向上|ポストコンサルとしてのキャリアの広がり
NRIで培われるスキルは、論理的思考力、課題解決力、ドキュメンテーションスキルなど、業界を問わず通用する汎用性の高いものばかりです。加えて、同社では官公庁案件と民間企業案件の双方を扱う機会があり、政策立案の前提となる基礎調査から企業のDX推進まで、テーマの幅広さは他のコンサルティングファームと一線を画しています。
また、シンクタンクとして長い歴史を有するNRIには、徹底した事実確認にもとづく「Research-based Consulting」が根付いています。現地現物を重視する姿勢から生まれる提案力は、ポストコンサルのキャリアにおいても強力な武器となるでしょう。実際、NRI出身者の転職先はコンサルティングファーム、IT企業、事業会社の経営企画・DX推進部門、官公庁など多岐にわたります。
③中長期的な視点でのキャリア構築|離職率は3.3%
外資系コンサルティングファームにみられるような「Up or Out(昇進できなければ退職)」の文化はなく、社員が長期的な視点でキャリアを構築できる環境が整っている点もNRIの魅力です。実際に、2025年3月期の自己都合による離職率は3.3%と低い水準を維持しており、社員の定着率の高さがうかがえます。
キャリアパスについても、管理職として組織を率いるマネジメントコースだけでなく、特定の領域で高度な専門性を追求する「チーフエキスパート」のような専門職コースも用意されています。これにより、自身の志向に合わせてキャリアを選択し、長く活躍し続けることが可能です。
出典:野村総合研究所 キャリア採用メディア|数字で見る – NRI career
④業界トップクラスの待遇|平均年収は約1,322万円
NRIは、コンサルティング業界の中でもトップクラスの報酬水準を誇ります。2025年3月期の有価証券報告書によると、平均年収は約1,322万円です。2015年3月期の1,089万円から約10年で200万円以上アップしており、継続的に報酬水準が引き上げられています。
出典:野村総合研究所(NRI)|2025年3月期(第60期)有価証券報告書
出典:野村総合研究所(NRI)|2015年3月期(第50期)有価証券報告書
さらに福利厚生も充実しており、社員が安心して長く働ける環境が整っているのも同社の特徴です。
| カテゴリ |
主な制度 |
| 資産形成支援 |
確定拠出年金、従業員持株会、職場つみたてNISA、財形貯蓄 |
| 健康増進・リフレッシュサポート |
高額医療費の付加給付、人間ドックの補助、健保組合直営保養所、会員制保養所、会員制割引サービス |
| 休暇制度 |
年次有給休暇、リフレッシュ休暇、暑中休暇、振替休日、慶弔休暇 |
| 出産・育児支援制度 |
産前産後休暇、マタニティ有給休暇、パートナー出産休暇、事業所内保育所 |
| 介護支援制度 |
介護休業、介護短時間勤務、介護セレクト・シフト勤務 |
| 保険・年金・退職金 |
各種社会保険、グループ保険、退職一時金 |
| その他 |
社員食堂、社内図書館 |
出典:野村総合研究所 キャリア採用メディア|福利厚生 – NRI career
関連記事:野村総合研究所(NRI)の平均年収は?年齢別の年収や高年収の理由を解説
⑤人材育成への投資|階層別・スキル別の研修制度が充実
NRIは人材育成に対して積極的に投資しています。以下のように、社員一人ひとりの継続的な成長を支える多様な制度を用意しています。
| 制度名 |
内容 |
| C&A制度 |
社員の自発的で計画的な能力開発を支援する制度。期初に上司と目標設定面談を行い、半期ごとに面談を重ねて成果を確認するサイクルを繰り返すことで、自己の成長や目標達成度を確認できる |
| 社内研修プログラム |
年間を通じて400以上の講座が延べ1,000回近く開催される充実したプログラム。社員が必要とする領域を幅広くカバーしており、基本的に自ら選択して参加できる(必修の階層別研修や中核人材育成プログラムを除く) |
| 資格取得支援制度 |
情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験をはじめ、356件の資格について取得または更新した場合の費用を会社が負担。業務上必要な資格であれば幅広く支援対象となる |
| 研修支援制度 |
Coursera、Udemyの受け放題メニュー、gaccoでの社内ストリーミング提供、大学などの無料コンテンツなど多数の学習リソースを提供。その他、業務上必要な社外セミナー・研修についても会社負担で受講可能となっている |
出典:野村総合研究所 キャリア採用メディア|成長の機会と支援 – NRI career
⑥柔軟な働き方を実現|テレワークを積極活用
NRIでは、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を推進しています。テレワークは出社率5割を目安に運用されており、サテライトオフィスの活用も可能です。また、カジュアルウェアでの勤務が認められており、自律的に働ける環境が整備されています。
アソシエイト以上の社員には裁量労働制が適用されるため、仕事とプライベートの時間をより柔軟にコントロールしながら、自律的な働き方を実現することが可能です。
野村総合研究所(NRI)に転職して後悔するケース
以下のような志向をもつ人は、入社後にギャップを感じて後悔する可能性があります。
- ワークライフバランスを最優先したい人
- 成果に対する厳しいフィードバックが苦手な人
- 知名度や年収水準だけを重視する人
- 明確な指示がないと動けない人
- 早期の昇進や成果連動型の報酬を強く求める人
NRIは、社員一人ひとりに高い自律性と成長意欲を求めるコンサルティングファームです。プロジェクトの状況に応じた柔軟な働き方が求められるため、常に定時で帰れるとは限りません。また、質の高いアウトプットを追求する過程で上司や同僚からの厳しい指摘が日常的に行われます。自ら課題を見つけて動く主体性がなければ評価されにくいでしょう。
入社後に後悔しないためには、同社のカルチャー・制度を深く理解し、自身の価値観やキャリア志向と照らし合わせた上で転職を検討することが重要です。
野村総合研究所(NRI)への転職で成功しやすいケース
以下のような志向をもつ人は、NRIの環境で活躍できる可能性が高いといえます。
- 知的好奇心が旺盛で、常に新しい知識やスキルを吸収したい人
- ハードワークを厭わず、市場価値を高めながら高い報酬を得たい人
- 社会的な影響力の大きい仕事に携わり、やりがいを感じたい人
- シンクタンクや政策研究、調査研究といった領域に惹かれる人
NRIでは、官公庁の政策立案支援から民間企業のDX推進まで、多岐にわたるプロジェクトを経験できます。幅広い業界・領域に触れながら自分の専門性を見つけていける環境は、知的好奇心の強い人にとって魅力的と言えるでしょう。さらに、日本初の民間総合シンクタンクとしての歴史をもつ同社には、政策研究やアカデミックなアプローチを活かしたコンサルティング案件も多く、こうした領域に関心のある人は能力を発揮しやすいと言えます。
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