JP EN
転職相談はこちら 転職に役立つ限定特典はこちら
高年収・ハイクラス転職ならタイグロンパートナーズ
|
業界別お役立ちコンテンツ一覧
|
金融機関
|
PEファンドの年収相場は?報酬体系の仕組みと転職のポイント

PEファンドの年収相場は?報酬体系の仕組みと転職のポイント

tel

2024.04.14

PEファンド 年収

そもそもPEとは、非上場企業の株式のことです。上場企業の株式は、証券取引所で公開されて売買されますが、非上場企業の株式は「未公開株」のため、証券取引所で売買することができません。未公開株は、創業者やその親族、取引先など、株を保有する当事者の合意によって売買されます。PEファンドは、こうした非上場企業に投資する投資会社や機関投資家の総称であり、投資ファンドの一種です。

PEファンドはこうした非上場企業の株式に投資をし、ファンド存続機関中に、投資対象を上場させる、または第三者に売却する等のエグジットを通して投資資金の回収を図ります。

PEファンドの年収相場は非常に高く、転職市場でも人気があります。

<目次>
1.PEファンドの年収の傾向
2.PEファンドの年収相場
3.PEファンドの報酬体系
4.高年収のPEファンドへの転職を成功させるポイント
5.年収水準の高いPEファンドへの転職は、プロへの相談が近道

 

PEとは?プライベートエクイティファンドの概要や種類を解説

 

1.PEファンドの年収の傾向

転職市場でも人気の高いPEファンドですが、まずは年収の傾向について特徴的な点をみてみましょう。

 

日系と外資系の年収の違い

日系PEファンドと外資系PEファンドを比較をすると、外資系PEファンドの年収がやや高くなっています。日系と外資系とで仕事の内容自体に大きな違いはありませんが、外資系PEファンドは日系PEファンドと比較をして支援する案件の規模が大きい傾向にあります。そうした違いが年収の金額にも影響していると言えるでしょう。

 

役職による年収の違い

PEファンドでは、一般的に職位が上がるにつれて昇給していく傾向にあります。職位は、アナリストからはじまり、アソシエイト、ヴァイスプレジデント、ディレクター、マネージングディレクター、もしくはパートナーという流れで昇級していきます。
各ファームよっては、アソシエイトとヴァイスプレジデントのあいだにシニアアソシエイトという職位があるなど、各職位の呼び方や階層に若干の違いがあるケースもあります。

2.PEファンドの年収相場

それでは、ここではより具体的にPEファンドの年収相場をみてみましょう。

 

日系PEファンドの年収相場

まずは日系PEファンドの相場です。
キャリアのスタートとなるアナリストでも800万円〜が相場となり、他の業界や業種と比較をしても高い水準にあります。どの年齢でどの職位に就くかはファームによって、また個々人によって異なりますが、早い人で20代後半、通常30代でヴァイスプレジデント、30代後半から40代にかけてディレクター、40代後半から50代にかけてマネージングディレクターといったタイトルに昇給していくケースが多いと言えるでしょう。

 

外資系のPEファンドの年収相場

では、今度は外資系PEファンドの年収相場をみてみましょう。キャリアのスタートとなるアナリストでも1300万円〜と非常に高水準の年収になっています。ディレクターやマネージングディレクターといった職位では、5000万円を越えるケースも出てきます。 

 

3.PEファンドの報酬体系

日系PEファンド、外資系PEファンドともに他の業種や職種と比較をして非常に高い年収水準となっていますが、その背景ともなっているPEファンドの報酬体系について、ここではご説明します。

 

PEファンドの運営会社の報酬体系

PEファンドの運営会社の報酬体系は、大きく「管理報酬」と「成功報酬」の2つに分けられます。
「管理報酬」とは、ファンドの運営・管理に対する報酬で、ファンド規模の2%程度が一般的と言われています。「成功報酬」とは、ファンドの投資実績に対する報酬を指します。キャリードインタレストという、ファンドが一定のリターンのハードルレートを超えた場合に利益の一定割合を受け取る報酬形態も含まれます。キャリーインタレストは、多くのPEファンドの場合、利益の20%程度であることが多くなっています。

 

PEファンドの担当者の報酬体系

それでは、PEファンドの運営会社で働くPEファンド担当者の報酬体系をみてみましょう。

PEファンド担当者の報酬体系は、大きく「ベース」「ボーナス」「キャリードインタレスト」の3つから構成されています。「ベース」とは、担当者が受け取る固定給のことを指します。「ボーナス」とは、業績に連動する賞与を指します。そして「キャリードインタレスト(キャリー)」は、ファンドの投資成績に応じて数年に一度支払われる報酬です。キャリーは、自身が担当する案件の成績に応じて支払われるケースと、所属するPEファンド全体の投資成績により支払われるケースがあります。ファンドの運用成績によるリターンや、自身の役職によっては、億単位の報酬を受け取れることもあります。

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

 

4.高年収のPEファンドへの転職を成功させるポイント

転職市場でも人気が高く、希望者の多いPEファンド。一方、募集数は非常に限られ、転職の難易度は非常に高くなっています。そんな中でも、実際にPEファンドへ転職を成功させるためのポイントをいくつかご紹介します。

業界に詳しいコンサルタントに無料相談 >

 

①業務に役立つ経験を積む

PEファンドに実際に転職した中途採用者の多くが、投資銀行や戦略コンサルティングファームでの勤務経験者が多くなっています。投資銀行や戦略コンサルでは、投資の分析能力や、経営改善のためのコンサルティング力を身につけることができ、そうしたスキルや能力はPEファンドでの仕事の実務において即戦力として活かせるスキルになります。PEファンドの中途採用では、人物的な素地のみでポテンシャル採用を行うことはほとんどないため、こうした実務能力となる経験を積むことが求められます。

 

②語学力を高める

外資系のPEファンドはもちろん、大手日系のPEファンドでも語学力を求められることが多くあります。ビジネスの場で実践的に使うことができる英語力があると、転職の際には非常に有利になります。

 

③資格を取得する

PEファンドでの業務に必須の資格はありませんが、一定のスキルがあることをアピールできる資格を持っておくと、転職時に有利になることがあります。例えば、公認会計士の資格を持っていれば、財務に関する高度な専門知識があることをアピールできます。また、外資系のPEファンドではMBA取得者が非常に多くなっています。企業経営に関わる資格を取得することは、PEファンドへの転職を有利にする材料となりえるといえるでしょう。

 

④転職エージェントを利用する

PEファンドへの転職にあたっては、転職エージェントの利用がおすすめです。PEファンド業界は、中途採用の募集数が非常に限られ、そうした限られた募集枠の多くが一般には非公開の求人であることがほとんどです。各PEファンドと強い信頼関係を持った転職エージェントのみが窓口となって、各社の中途採用の支援を行っています。PEファンドへの転職支援実績を持った転職エージェントをリサーチし、そうしたエージェントを介することで、PEファンドへの転職成功可能性を高めることができます。

 

未経験でPEファンドへ転職できる?必要スキルや資格などを解説

 

5.年収水準の高いPEファンドへの転職は、プロへの相談が近道

PEファンド業界への転職は、そもそも募集の母数が少なく、競争率が非常に高くなっています。「どうしても働きたい」という方は、企業と深いつながりがあり、求人が出た際にタイミングを逃さず情報をキャッチアップできる人材紹介会社を利用するのがおすすめです。

タイグロンパートナーズでは、PEファンドと深い関係を持ち、関連の業界への転職支援実績が豊富なコンサルタントがトップレベルの人材紹介サービスを行っています。PEファンド業界への転職を検討している方や、優秀な人材を採用したい企業担当者の方は、ぜひ一度タイグロンパートナーズへお問い合わせください。

 

監修コンサルタント


Member Image

信藤 啓吾 / Shindo Keigo


担当職域

  • ・投資銀行
  • ・ PEファンド
  • ・ 不動産
  • ・ VC

関連記事

金融業界の主要企業の年収は?業種別の相場金額と年収が高い理由

  金融業界には、多様な金融サービスを担う企業が集まっており、その代表例として銀行・証券会社・保険会社などが挙げられます。それぞれ個人や企業に対して金融サービスを提供し、経済の安定と成長を促す重要な役割がありま […]

銀行からの転職を成功させるポイント|主な転職先と評価されるスキル

  銀行からの転職では、同じ金融業界の企業はもちろん、金融系の知識やスキルが評価される異業種への転職も可能です。転職を成功させるために、転職先の選択肢や、中途採用で求められるスキルについて確認してみましょう。 […]

不動産業界のアセットマネジメントとは?仕事内容と転職するポイントを解説

  アセットマネジメントは資産の管理・運用を担う仕事です。アセットマネジメントを担当する人を「アセットマネージャー」と呼びます。不動産業界のアセットマネージャーは、投資物件を活用して収益の向上を目指すポジション […]

金融業界への転職に役立つ資格10選|取得メリットと資格選びのポイント

  金融業界への転職では、どのような資格があると企業へのアピールに役立つのでしょうか。同じ金融業界でも、銀行・保険・証券でそれぞれ求められる資格に違いがあります。目指すキャリアに応じて資格取得を検討しましょう。 […]

保険業界の現状と将来性、主な業務内容

  年収の高さや市場規模、将来性などに魅力を感じて保険業界への転職を検討している方も多いのではないでしょうか。近年はテクノロジーの進歩に伴い、保険市場も様々な影響を受けています。保険業界へ転職するなら、業界動向 […]

【例文付き】金融業界の志望動機はどう書く?分野別の書き方とNG例

  金融業界の給与水準の高さやその後のキャリアアップの可能性に魅力を感じて、転職を検討する方も多いと思います。金融業界は専門性の高い業界というイメージを持たれることも多いものの、同業他社からの転職だけではなく、他業界から […]

転職・キャリア相談は
お気軽にどうぞ

  • 完全無料
  • 1分で完了
  • 24時間365日受付中
  • 豊富な業界知見・人脈・経験
  • 業界・企業のリアル情報提供
  • 精鋭コンサルタントが伴走
  • 中長期視点でのアドバイス
精鋭コンサルタント