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アクセンチュアの年収は?役職・職種・年代別に徹底解説

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2025.07.23

    記事 年収情報 企業解説

アクセンチュア株式会社(以下、アクセンチュア)は、世界120カ国以上で事業を展開する総合コンサルティングファームです。年収目安は約850万円〜1,000万円であり、役職や職種によって年収水準が異なります。戦略コンサルタント、ITコンサルタントからエンジニアまで幅広いポジションがあり、成果主義にもとづく昇給制度によって、短期間でも年収アップが可能です。

本記事では、アクセンチュアの企業概要や年収目安、昇給・給与制度、口コミ、求める人物像、キャリアパスなどを解説します。コンサル業界への転職を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

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アクセンチュアの企業概要

アクセンチュアの企業概要は以下の通りです。

会社名 アクセンチュア株式会社
創業 1962年
(日本事務所開設)
設立 1995年12月
資本金 3億5,000万円
代表者名 江川 昌史
従業員数 約25,000名(2025年3月1日時点)
所在地 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR(受付: 8階)

出典:アクセンチュア株式会社|会社概要

アクセンチュアは、世界120カ国に拠点があり、74万名以上の社員を抱える総合コンサルティングファームです。戦略立案からIT、デジタル、アウトソーシングまで一貫して支援できる体制が強みです。

日本法人は東京や大阪、名古屋、福岡など全国に拠点を構えています。アクセンチュアの採用は、新卒や第二新卒、中途など通年で行われており、未経験者のポテンシャル採用にも積極的です。

アクセンチュアの年収目安

アクセンチュアの年収目安は、約850万円から1,000万円程度とされています。

アクセンチュアは成果主義の報酬体系が特徴で、同じ年齢層でも個々人の経験やスキル、役職により年収に差があります。20代で年収600万円〜800万円、成果次第では1,000万円超も可能です。

新卒や中途採用であっても成果に応じて、短期間での年収アップが狙えます。

アクセンチュアと同業界との年収の比較

アクセンチュアの年収を、他コンサル企業の年収と比較しました。

企業 年収(目安)
アクセンチュア 約850万円~1,000万円
デロイト トーマツ コンサルティング 約900万円
PwCコンサルティング 約1,000万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 約800万円
KPMGコンサルティング 約1,000万円
アビームコンサルティング 約800万円
ベイカレント 約1,100万円

アクセンチュアの年収は、他の外資・日系ファームと比較しても高水準です。BIG4と呼ばれるデロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティングと同等の高年収が期待できます。

徹底した実力主義により、成果次第では20代後半で年収1,000万円超も可能です。早期の年収アップも目指しやすく、成長意欲がある方にとって魅力的な企業と言えます。

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アクセンチュアの初任給

アクセンチュアの初任給は約430万円とされています。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大卒1年目の月収が約23.7万円(年収約284万円+賞与)であることを考慮するとアクセンチュアの初任給は非常に高水準と言えます。

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査

給与は年俸制で、決まった金額を12分割した金額が毎月振り込まれます。加えてボーナスが支給されたり、役職によっては時間外勤務手当、深夜勤務手当などの手当が付与されたりするため、実際の年収は年俸額よりさらに高くなる可能性があります。

新卒1年目から高水準の給与体系が実現できる環境は、魅力的といえるでしょう。

アクセンチュアの中途採用の年収

アクセンチュアの中途採用者の年収は、400万円〜2,500万円と非常に幅広く、スキルや経験にもとづいて設定されます。

特にコンサルティング経験者や専門領域に強みのある人材には、1,000万円を超える年収が提示されるケースも珍しくありません。

転職口コミサイトの情報では、中途入社3年未満で年収850万円、5年目で2,000万円に達する事例があります。実力と実績次第で、飛躍的な年収アップが期待できる環境です。

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【年代別】アクセンチュアの年収推移

アクセンチュアの年代ごとの年収推移は、以下の通りです。

年代 平均年収(目安) 最高年収(目安)
※成果によってはさらに高額になるケースあり
25歳~29歳 637万円 1,500万円
30歳~34歳 857万円 2,000万円
35歳~39歳 985万円 3,000万円
40歳~44歳 1,101万円 3,200万円
45歳~49歳 1,157万円 3,000万円

アクセンチュアの年収は、年代が上がるにつれて大きく伸びる傾向があります。特に40代以降では2,000万円〜3,000万円台に到達するケースも少なくありません。役職や専門性、業績などによって個人差はありますが、キャリアを積むごとに高い年収が期待できる環境が整っているとわかります。

アクセンチュアの職種別年収

アクセンチュアでは、職種によって年収に幅があり、求められるスキルや担当領域によって報酬水準が異なります。以下の表は、口コミや求人情報などをもとにした、職種別の年収例です。

職種 年収例(目安)
戦略・経営コンサルタント 26歳・新卒入社・在籍3年〜5年:860万円
ITコンサルタント 中途入社・在籍3年〜5年:719万円
中途入社・在籍3年〜5年:800万円
エンジニア​ 中途入社・在籍3年未満:800万円
中途入社・在籍3年未満:700万円
AI・アナリティクス 中途入社・在籍3年〜5年:600万円
新卒入社・在籍3年〜5年:700万円
コーポレート部門 中途入社・在籍5年〜10年:700万円
中途入社・在籍3年未満:450万円
セールス(営業) 20代前半・中途入社・在籍3年未満:700万円
20代後半・中途入社・在籍3年未満:700万円

特に、戦略コンサルタントやITコンサルタントなど、専門性が高くクライアントへの提供価値が大きい領域では、高年収が見込まれます。一方で、コーポレート部門といったバックオフィス系は、年収も高くなるケースもあります。しかし、キャリア年数や成果に応じて、昇給が期待できる環境です。

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アクセンチュアの役職別年収

アクセンチュアのコンサルタントの役職別の年収は、以下の通りです。

役職 年収(目安)
アナリスト/シニア・アナリスト 600万円〜750万円
コンサルタント 800万円〜1,200万円
アソシエイト・マネジャー 800万円〜1,400万円
マネジャー 1,100万円〜1,700万円
シニア・マネジャー 1,500万円〜2,100万円
アソシエイト・ディレクター/
プリンシパル・ディレクター
1,800万円〜2,500万円
マネジング・ディレクター 2,400万円以上

ここでは、それぞれの役職について解説します。

アナリスト/シニア・アナリスト

アクセンチュアのアナリストおよびシニア・アナリストの年収目安は、600万円〜750万円とされています。

主な業務は、市場調査や財務分析、業務プロセス分析などのデータ収集・分析です。さらに、クライアント向け資料の作成補助や会議の議事録管理など、プロジェクトを支える基盤的な役割を担います。課題の仮説立案のサポートを行うなど、上位職の実務を支えながら、コンサルタントとしての基礎を築いていくポジションです。

コンサルタント

アクセンチュアのコンサルタント職の年収目安は、800万円〜1,200万円とされ、アナリストよりも一段高い報酬レンジです。業務は、課題の特定や仮説の立案といった初期設計から、分析結果にもとづくソリューションの提案や資料作成、進捗管理まで多岐にわたります。

また、若手(アナリスト)のマネジメントやクライアントとの定例会議でのファシリテーションを担当するなど、プロジェクトの中核を担う役割を果たします。

アソシエイト・マネジャー

アソシエイト・マネジャーの年収目安は、800万円〜1,400万円です。コンサルタントとマネジャーの中間に位置するポジションとして、プロジェクトのスケジュール管理やリソース調整、成果物の品質管理など、実行フェーズの要となる業務を幅広く担当します。

自身がプレイヤーとして貢献しながら、コンサルタントの育成やマネジメントも並行して行います。将来的なマネジャー昇格を見据え、実行力と統率力を養う段階といえるでしょう。

マネジャー

アクセンチュアのマネジャー職の年収目安は、1,100万円〜1,700万円です。マネジャーは、クライアント企業の上層部との折衝や提案活動、営業活動などにも深く関与しながら、チームの構成や人員配置の最終判断を行います。

また、プロジェクトの進行や品質、収益性など全体をマネジメントする責任を負います。組織運営とクライアント対応の両面で高いパフォーマンスが求められる、重要なマネジメント層のポジションです。

シニア・マネジャー

シニア・マネジャーの年収目安は1,500万円〜2,100万円とされ、大型案件の統括や、クライアント企業の経営層との折衝を担う管理職です。10〜20名規模のプロジェクトを統括し、収益管理や利益率の改善にも責任を持ちます。

CxO層とのリレーション構築や、新規案件獲得に向けた提案書作成の最終責任者としても重要な役割を果たします。さらに、複数案件を同時に管理するケースも多く、人材の採用や育成、評価までを含めたマネジメント力が必要です。

アソシエイト・ディレクター/プリンシパル・ディレクター

アソシエイト・ディレクターおよびプリンシパル・ディレクターの年収目安は、1,800万円〜2,500万円にのぼります。基本的な業務内容はシニア・マネジャーと共通ですが、より高い水準の成果やリーダーシップの発揮が求められる役職です。

数億円規模の大規模提案をリードし、戦略案件の統括や実行支援(経営戦略やグローバル展開、M&Aなど)にも深く関与します。コンサルタント全体の人材育成戦略や、海外拠点との連携によるクロスボーダー案件の推進も担う、戦略的かつ国際的な役職です。

マネジング・ディレクター

マネジング・ディレクターの年収目安は2,400万円以上とされ、アクセンチュア内で経営層にあたる役職です。ビジネスユニットや業界セクター全体の収益責任を担い、数十億円規模の売上を持つクライアントを統括します。

企業戦略やIT戦略、人材戦略などの幅広い領域で最終責任を持ち、社内外の意思決定に大きく関与します。また、クライアントの経営層との関係構築や組織の育成、採用活動、講演やメディア対応など、会社の顔としての役割も果たす重要なポジションです。

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アクセンチュアの昇給・給与制度

アクセンチュアは、年収水準が高いだけでなく、その背景にある昇給・評価の仕組みにも特徴があります。年齢や社歴にとらわれず、成果を正当に評価する制度があるため、実力次第では早期の昇進や年収アップが可能です。

ここからは、以下の昇給・給与制度を紹介します。

完全実力主義の給与体系

アクセンチュアの給与体系は、完全な実力主義にもとづいています。評価は年齢や勤続年数に左右されることなく、担当したプロジェクトでの成果やチームへの貢献度など、多角的な視点から行われます。実力を示せば、若手であっても昇進や年収アップを早期に実現できる環境が整っているのが魅力です。

昇給・賞与は年1回の評価会議によって決定

アクセンチュアでは毎年1回の評価制度に基づき、昇給や昇格が決まります。評価基準はプロジェクトでの成果やリーダーシップ、スキル向上への取り組みに対する比重が高く、年齢や社歴に対しての比重は低く点が特徴です。

また、役職はランクが細分化されており、前年比でどれだけ成果が上げられたかが評価に含まれます。

加えて、賞与は年俸に含まれる形式で支給される仕組みです。賞与額も人事評価に連動し、成果に応じた公正な配分がなされます。

残業代やその他手当も支給される

アクセンチュアは年俸制を基本としながらも、充実した手当制度を導入しています。適正な労働時間管理により、各種残業代も適切に給与に反映されます。

加えて、業界水準を上回る福利厚生制度により、従業員のライフステージやキャリアステージに応じた最適なサポートを行っている点も魅力です。この充実した制度基盤により、高いパフォーマンスを発揮できる職場環境が実現しています。

アクセンチュアの年収に関する評判・口コミ傾向

アクセンチュアの年収に関して、以下のようなよい口コミが見られました。

  • 転職時の給与は期待通りだった
  • 責任と報酬のバランスがよく、コストパフォーマンスが高いと感じた

基本的には年齢や社歴に左右されず、実力次第で昇給や昇進ができる点が評価され、やりがいにつながっているようです。

一方で、悪い口コミとしては以下のようなものが見られます。

  • 新卒入社社員を評価し、中途入社社員は昇進しづらい
  • 昨今はグローバル業績が悪く、組織で昇進できる人がいないような状況もある

従業員の中には、評価制度の透明性や昇進の機会に課題を感じる方も一部いるようです。

それでも全体としては、成果主義を前提とした高い報酬水準に、納得感を持って働いている方が多い印象を受けます。

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アクセンチュアの年収が高い理由

ここでは、アクセンチュアの年収が高い理由を解説します。

高いプロジェクト単価と収益性

アクセンチュアの年収水準が高い背景には、取り扱うプロジェクト単価と収益性の高さがあります。同社は国内外の大手企業や公的機関をクライアントとし、戦略策定から実行支援まで一貫したコンサルティングサービスを提供する企業です。

さらに、以下のような高付加価値な専門領域への集中が、高単価設定を可能にしています。

  • 戦略コンサルティング
  • DX化支援
  • 大規模基幹システム導入
  • システムのクラウド化

加えて、コンサルティング業界は人件費比率が高く、収益を社員の給与に還元しやすいビジネスモデルとなっている点も、企業全体の高年収を支えています。

優秀な人材への投資姿勢

アクセンチュアは、人材投資を経営戦略の中核に位置づけています。優秀な人材の獲得と定着はプロジェクトの品質向上と収益性に直結するため、同業他社を上回る待遇での採用を積極的に行っています。

また、包括的な研修制度に年間10億ドル以上を投じており、高い専門性を持つ人材育成を支援している点も特徴です。この待遇と教育の両面からの積極的な投資姿勢が、結果的に優秀な人材を生み出し、長期的な収益性を支える土台となっています。

実績に応じて報酬が増減する成果主義

アクセンチュアでは、役職ごとに明確な評価基準が設けられており、以下の3つの観点から評価が下されます。

  • 業務での成果
  • リーダーシップ
  • スキルセット

評価による年収差は顕著であり、中には20代後半で年収1,000万円、30代前半で2,000万円以上に達する従業員もいます。同期入社であっても役職や年収に大きな差が生じるため、徹底した成果主義を体現する企業と言えるでしょう。

アクセンチュアの福利厚生・働き方

アクセンチュアは高水準の報酬に加え、社員が安心して働き続けられる環境整備にも注力しています。福利厚生の充実や柔軟な働き方の選択肢は、従業員満足度と定着率の向上に大きく寄与しています。

同社の具体的な制度について解説するので、ぜひ企業選びの判断材料にしてください。

充実した福利厚生

アクセンチュアで提供されている福利厚生は、以下の通りです。

福利厚生 詳細
確定拠出年金制度(401k)
  • 給与のうち5%を毎年拠出
  • 前払い退職金として受け取ることも可能
従業員株式購入プラン
  • アクセンチュアの株式を割引き価格で購入可能
長期収入所得補償(LTD)
  • 病気や怪我などで長期間働けなくなった場合、最大5年間にわたって年収の約60%を補償(免責期間あり)
法人会員および契約施設・ホテルなどの割引き特典
  • ホテル使用におけるアクセンチュア特別レートの適用といった、社員が利用できる様々な割引き特典
ポイント・割引きサービス
  • 健康保険組合提供のカフェテリアプラン
  • 健康関連商品の購入やジム利用
  • 旅行の優待 など
健康サポート
  • 健康診断(年1回)の受診
  • 常駐する産業医や保健師への健康相談
  • 社外のカウンセラーによるカウンセリング支援 など
住宅手当
  • 一人暮らし:毎月3万円
  • 実家暮らし:毎月1万円

出典:アクセンチュア株式会社|福利厚生・制度・手当

同社では将来の資産形成を支援する制度や病気や怪我に備える保障、生活を豊かにするための優待サービスが充実しています。

多様な働き方

アクセンチュアでは、ライフステージに合わせて柔軟に働ける制度を整えています。以下の表では、代表的な制度をまとめました。

制度 詳細
母体保護休暇
  • 妊娠中の体調悪化時に休息や通院の際に有給休暇取得
子の看護休暇
  • 小学校就学前の子の怪我や疾病、予防目的
  • 子の人数に応じて年間40時間または80時間の有給休暇取得
介護休業
  • 要介護状態にある家族の介護時、最長1年間の休職期間延長
出産休暇
  • 産前6週間および産後8週間時の出産休暇取得
育児休業
  • 子どもが2歳になるまでの育児休業取得
育児コンシェルジェサービス
  • 育児全般に関する問い合わせに育児コンシェルジュが対応

出典:アクセンチュア株式会社|ライフステージに応じた働き方

同社では社員一人ひとりがライフステージに合わせて無理なく働けるよう、柔軟な制度を整えています。妊娠や出産、育児、介護といった個々の事情に広く配慮されているため、安心して長期的なキャリア構築が可能です。

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アクセンチュアが求める人物像

アクセンチュアでは、人材に求める資質として「変化を恐れず挑戦し続ける姿勢」および「多様性を尊重できる誠実さ」を重要視しています。個人の価値観や行動が、会社や社会を動かす原動力になるという信念のもと、以下のような資質を持つ人材が求められています。

  • 新たな挑戦への真摯な姿勢と情熱
  • 会社や社会を変革するという強い意志
  • 多様性を認める柔軟性と誠実さ
  • チームと協力して物事をやり遂げる協調性

出典:アクセンチュア株式会社|未来のアクセンチュアに必要なDNA

同社の価値観に共感できる方にとって、アクセンチュアは魅力的な職場環境といえるでしょう。

アクセンチュア入社後のキャリアパス

アクセンチュアは、入社後に歩むキャリアが明確に体系化されており、成長志向の高い人材にとって理想的な環境が提供されています。社内での昇進は成果主義にもとづき、年齢や在籍年数に関係なくスピーディなキャリアアップが可能です。

社内異動や専門領域の変更も柔軟に行えるため、多様なキャリアパスが用意されています。

また、アクセンチュアで培ったキャリアやスキルは、転職市場においても高く評価されます。同社での経験はキャリア形成の強固な土台として、理想の将来設計を実現する資産となるでしょう。

社内でのキャリアパス

アクセンチュアのキャリアパスは、役職ごとに明確に階層化された構造が採用されています。具体的な役職と年次の情報は以下の通りです。

役職 年次(目安) 主な業務
アナリスト/シニア・アナリスト 1年目~2年目 市場調査や財務分析、業務プロセス分析などのデータ収集・分析
コンサルタント 2年目~4年目 課題の特定や仮説の立案、ソリューションの提案
アソシエイト・マネジャー/マネジャー 4年目~9年目 プロジェクトのスケジュール管理やリソース調整、成果物の品質管理
シニア・マネジャー 実力による 10〜20名規模のプロジェクト統括
収益管理、利益率の改善
アソシエイト・ディレクター/プリンシパル・ディレクター 実力による 数億円規模の大規模提案
戦略案件の統括や実行支援
コンサルタント全体の人材育成戦略
マネジング・ディレクター 実力による 数十億円規模の売上を持つクライアントの統括
企業戦略やIT戦略、人材戦略などの幅広い領域で最終責任を持つ

また、異動希望制度が採用されている点も特徴として挙げられます。他の部署や専門領域にチャレンジしたい場合には、社内公募制度を通じて自らキャリアの選択肢を広げられます。

アクセンチュアでは転職をせずとも、自分の興味や志向に合わせて、柔軟にキャリアを築きやすくなっています。

社外でのキャリアパス

アクセンチュアで築いたキャリアは、社内外に広く展開可能です。

他コンサルファームへの転職

アクセンチュアで培ったスキルや実績を活かし、他コンサルファームへ転職するのも有効な選択肢のひとつです。例えば、IT系から戦略系へ、あるいは業界特化型コンサルなど、専門領域を拡充しキャリアの幅を広げる方は多くいます。

また、より高い報酬やワークライフバランスを重視して転職を検討するケースもあります。幅広い選択肢があるコンサル業界では、自身の志向やライフステージに合わせたキャリア設計が可能です。

大手事業会社(外資系・日系)

アクセンチュアのようなグローバルな環境でのビジネス経験があり、ビジネスレベルの英語力、論理的思考力や問題解決能力などのスキルを有するコンサル出身者(ポストコンサル)を求めている事業会社は多くあります。

外資系企業であれば、給与水準が高く、コンサルタント時代と同等もしくはそれ以上の待遇が期待できる点は大きな魅力と言えるでしょう。また、外資系企業は成果主義が一般的のため、パフォーマンスを発揮すれば、中途採用でも早期の昇進が見込めます。もともと成果主義の環境にいたポストコンサルにとって、相性の良い環境だと言えるでしょう。

日系企業では、従来は新卒採用が中心でしたが、近年では即戦力となる中途人材を積極的に採用する企業が増加しています。一方で、求められる役割や業務が多岐にわたり、プロパー社員も多くいる中でキャッチアップが難しいケースもあります。また、年功序列文化が根強い企業も多く、上位役職や高年収ポジションが期待できないケースもあるため、事前の情報収集は必要不可欠です。

スタートアップ企業への転職

アクセンチュアで実務経験を積んだのち、スタートアップ企業へ転職するケースも多くあります。スタートアップ企業の特徴として、経営に近いポジションで意思決定に関与できる場面が多いことが挙げられます。

多くのスタートアップ企業は階層が少なくフラットな組織構造となっており、企画や営業、採用など多岐にわたる業務を経験できます。大企業と比較して挑戦の機会が多い環境に身を置ける点は、やりがいを求める方にとって大きな魅力です。

ファンド業界への転職

ファンド業界ではアクセンチュアで培った業界知識や分析力、戦略立案スキルを活かしながら、投資や企業価値向上の視点を新たに学べる環境が整っています。

若手のポテンシャル人材を求めるファンドも多く、成長機会に恵まれやすいのが特徴です。報酬水準も高く、外資系コンサルファームと同水準の年収が期待できる点も大きな魅力といえるでしょう。

コンサル業界への転職はタイグロンパートナーズがおすすめ

アクセンチュアのような外資系コンサルファームは、現職までのキャリアを踏まえた即戦力を重要視する傾向があり、転職難易度は高いと言えます。転職を成功させるには、徹底した自己分析や市場調査、面接対策などの入念な準備が欠かせません。

しかし、一人でこれらの対策を行うには限界があります。効果的かつ効率的に準備を進めるには、転職エージェントの活用が有効です。

転職エージェントでは、選考対策、募集背景に関する情報提供など、転職支援ノウハウが充実しているため、自己応募よりもはるかに高い確率で内定の獲得が可能です。

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